食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中国旅行4 上海にて

上海ではとりあえず船賃に1泊のホテルが含まれているのでそのホテルで1泊。そして、とりあえず次の目的地西安に向かってしまう事にした。帰りに留学している友人がちょうど帰省から帰ってくるはずだから、そのためには上海に戻ってきた時に時間があった方がよいと思ったので。
中国の長距離電車は日本の新幹線みたいに1日に何十本も出ていないようで、中でも寝台の堅いベッド、硬臥(と、柔らかいベッド、軟臥がある)のチケットは自分で買うのは難しいと聞いたのでまずは旅行代理店で代行してもらう事にした。最初に尋ねたガイドブックに載っていた旅行代理店はなんと手数料が50元。1元は約14円だから約700円相当。対して切符自体の値段は300元前後なのでばかばかしい。別の代理店をたずねたらあっさり5元で済んだ。しかもその場で発券してくれた。22時に上海駅を出発し、17時頃到着する予定らしい。てか、外国人て分かってても彼らは容赦なく中国語で話しかけてくる。何?って何度聞き返しても中国語。ギヴだと思って、英語で聞いてみたらなんだ少し英語しゃべれんじゃん。下手な中国語を駆使するのは難しい。
港から近いホテルも、上海の中心部からはかなり歩かなければならない。上海の街を色んな所を歩き回って疲れた身にはラストスパートがちと厳しかった。
翌日は知り合いに会って昼飯をごちそうしてもらう。中国でも高級志向のレストランが流行っていて、どこもそれなりに繁盛していると言う。そういったレストランの経営者は大抵日本に留学したり、しばらく働いていた人が中国に戻ってきて開いた店だという。その店ではランチの定食、和牛上カルビで50元。かなりウマい。普通、夜ご飯で50元かければ結構贅沢な部類に入るらしいが、ここでは夜は一律150元で食べ放題飲み放題だとか(だいたいのレストランは食べ飲み放題のシステムらしい)。150元とは、日本でもそこそこ食べられる値段だし、一般的な物価が日本の1/7ということを考えればかなり高値だろう。それでも繁盛すると言うのは、やはり日本人のホスピタリティ・もてなしの気持ちだという。確かに「お待たせしました」とか「ありがとうございます」とかいう系の言葉が自然に使われているし。日本ではなかなか手が出せない和牛上カルビなんて、まさか上海で食べられるとはね。非常に良かったっす。
夜20時頃に上海駅に向かう。上海駅は想像とちがくて、ガラス張りの近代的なきれいな建物だった。さすが上海というべきか、ものすごい人人人。列車毎に決められた待合室で自分の列車の列に並んで待つ。どうやら先頭の方から改札がされるらしい。一応指定席券だから大丈夫かな、と思うもののだんだんとみんな前へ詰めてゆくので不安になって加わってしまった。結局、荷物置く網棚のスペースがなくなりそうだったけど、自分が寝る所に関しては問題無し。ベッドも軟らかくこそないものの、寝れる。空調もしっかり効いてるし、安心。電車ではアナウンスやラジオらしきものがずっとかかっていた。僕のベッドは車両の一番はじっこの、三段ベッドの一番上。なのでスピーカーが頭の上にあってうるさかった。上海駅を出発するとズンチャカズンチャカ♪とアップテンポの曲に変わり、旅情を盛り上げる(つもりなんだと思う)。「さよなら友人達、さよなら○○〜」とか言ってたし。