食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

常に見られてる感じ

 地方から友人が遊びにくる度にどこへ連れて行ってあげたら喜ぶのか頭を抱える。有名な所で言えば六本木ヒルズとかお台場とかなんだろうけど、貧乏人ばかりの我が愛すべき友人達にとってそれらはたんなるコンクリートの固まりでしかない。だとすればー、あんま若者が行かなそうで、お金がかからなくて、でも東京じゃなきゃ見れないもの?なんだろう。前回大阪からの友人は浅草に行ってどじょう鍋を食べて早稲田大学をちょっと案内してあげた。ちょうどその時韓国のアイドル系歌手がライブに来ていて僕が授業の間そのコンサートに行かせていたのだけど曰く「おばちゃんばっかやったで〜」。早稲田祭とかがかぶれば一度あの人混みを体験させるのもおもしろいかもしれないと思ったけど。
 結局今日は天気が良くて空気が澄んでいるような気がしたので東京タワーに行ってみる事にした。本当は週末限定の「上り階段」で行ってみたかったのだけど16時で閉まっていた。仕方なくエレベーターで行くがこれが結構混んでいる。東京タワーってやっぱ名所なんだなー。予想通り、ってか普段どんな感じか知らないから比べらんないけどかなり遠くまで見渡せる感じ。富士山も山の向こうに見えた。日曜だから空気もきれいなんだろうな。丁度日没に重なって、こうやってみるとやっぱ太陽は素早いなあと思う。ああして山という目盛りがあればあんなに早く沈むと思うけど、同じ早さで真上を動いていると全く動いてないように思えるし。どちらにせよよく見えた。ちなみに2層になっている普通の展望台のうち下層の方が人口が少なくて快適だ。そしてlook downという床にガラスがはめこんであり真下が見える所があるのだけど、それが大きくなっているような気がした。以前は30cm四方くらいで全然おもしろくなかったと思うんだけど。こんだけ大きいとかなり迫力があり、大丈夫なはず…と分かっていても足がそろりそろりとなってしまう。下に下りる階段はまだ開いていたので階段で下界へ。こうして見ると、東京タワーは案外細い鉄骨でできてるんだなと思う。そんでその細い鉄骨の上を電球交換のおじさん達は動き回るのだからたいしたものだ。ちょっとしたサーカス。
 そしてかの「権八」へ向かう。ここは2年位前にあの米大統領が来た時に「居酒屋接待」とちょっと話題になった串焼きとおそばのお店。西麻布で飲むなんて、なかなかしゃれてる感じじゃんね。お店は中央が吹き抜けになり開放感があって気持ちが良い。広いカウンターの中ではなにやら多くの料理人が動いている模様。お店も広いけど働いてる人も多い。うるさ過ぎず、気持ちの良いお店ではある。ところで、店員が多くてそれぞれのテーブルにしっかりと気配りができているためか、ちょっとしたことを話題にしているとそれにすぐ店員が反応するということがある。今日は「何かテーブルががたがたしてるね」「あ、もともと床が平らじゃないんちゃう、こりゃしゃーないわー」すると「テーブルがぐらつくので今直しますね」と直してくれたり、はしを落としちゃったら自分が拾うより先に拾ってくれたり。いたせりつくせりな感じだ。偶然かもしれないけど、気持ち良かったのは確か。外国人も多く来ていて、メニューも英語が並記されている。確かに値段も高過ぎないし、メニューも和風であり、内装もかなり和風テイスト。でも明るくてわいわいがやがやできる。軽いような重いようなそのちょうど良いバランスが居心地よいのかな。
 串焼きとそばだからそばも食うかと思ってメニューを見ているとそっこーお兄さんが飛んでくる。30食限定という十割そばがまだあるというのでそのまま頼んでしまった。が、後から見てたら梅しそそばとかおいしそうなの他にもたくさんあるジャン。早まってしまったか。まあそばは普通にうまかったけど。あとはトマトのベーコン巻きもおいしゅうございました。あー、遠くから尋ねてくれたからごちそうしてあげたかったのに、ちょっと出されてしまった。