食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中国旅行11 いざ、重慶へ

mokich2005-10-25


 チベットには行けなかった分成都でのんびりして(なんたってドミトリー1泊20元=300円位だし。上海では最低でも70元はしてしまう。)、父親の知り合いがいる重慶へ。正確には知り合いの知り合いだけど、お前のものは俺のもの方程式でいけば知り合いだい。会った事も聞いた事もないのにいきなり電話して「すみません、明日から泊めてもらえませんか」ということでお願いさせていただいた。ありがたいことにOK。ほっ。歩き方を見る限りでは重慶に安宿は載ってなくて*1ロンリープラネットを見ても最低で55元だったし。重慶は夢にまで見た「長江三峡下り」の出発地点である。今まで、「映画で見るようなあんな感じの河」としかイメージがなかったんだけどそれを父親に言ったら「それ長江だよ。でも離江下りすごいぜ。変な石とかにょきにょきしてておかしかったな〜、ずっと同じ景色だからじきに飽きるけど。」と言われたので重慶から適当なとこまで下って上海まで帰る。という計画を立てた。
 成都重慶間は高速道路もありバスも20分毎に出発しているとの事だったがあの悪夢のバス事件があったので気が思い。でも3時間位ってかいてあるから遅れても6時間で着くかな。今度は高速があるんだし。頑張ろう、と思ってバス乗り場まで行くと、なんかすごいオートマチック。切符にはバーコードがついていて、乗り場まで降りると既に3台のバスが待機している。改札ではバーコードを読み取られて、「ほれあのバスだよとっとと行きな!」と言われる。バスは満席になり次第出発って感じで、お客もどんどん来るので10分しないうちに出発。なんと「禁煙」「禁たんとばし」の文字が!!みんな、か〜!ってやるけど飲み込んでるのか?あー、想像するだけで恐ろしいけど。バスは超クリーンで飛行機のエコノミーよりシートピッチが広かった。日本で言えばJRバスに匹敵かも。ただバス乗り場に待機していたバスはそれぞれ違う会社のようで、成都重慶間を色んなバス会社が参入してるけど、選べる訳じゃないよって感じなのかも。途中渋滞とかもなく30分遅れくらいで1つ目のバスセンターに到着。ただ、これからどういうルートに重慶を回って降ろしてくれるのかわからないし、大半の客が降りたのでつられて降りてしまった。トルコのバスもイスタンブール近辺で色んなバス停に止まっていくからかなり不安だった。車掌になんとか伝えておいたから、最後の駅でここだよって教えてくれたが、中国はそんなに親切じゃない気がする。とりあえず降りたけど「除家壷」という地名だと言うのは分かった。が、地図にない!重慶には数多くの高速道路の出入り口、バスセンターがあるのでガイドブックの小さな地図じゃわかんない。仕方ないからバス停の路線図をひとつひとつ見て分かりそうな駅名をしらみつぶしに探してみた。でも…わからん…。まいったなー。今度は来るバスを観察。あ、このバス「駅」って書いてある!とりあえず駅までいけばなにかわかるかも!と思って大きいリュックを背負ってバスに乗り込む。半端じゃない混雑だけど、他にもどでかい荷物を持って乗ってるおばさんがいたのでまぎれて乗ってしまった。とりあえず何個目で降りればいいのかも数えてなかった…。にぎやかになってきたら一度降りよう、と思っていると大きいホテルなどを見つけて地図に当てはめると今の場所が何となくわかってきた。もうすぐ駅付近だなと思ったがなかなかそれらしいのが出てこない。すると今度は長い長い橋が現れた。てことは、、、行き過ぎだ!しかしここはすでに郊外っぽい感じ。ああどうしよう。すると突然見覚えのある文字が。それは父親の知り合いと待ち合わせをしたホテルのネオンであった。

*1:中国に歩き方を持って行くのであれば、あらかじめYHを調べとくとかしておいた方がいいと思う。あまり便利な場所にはなさそうだったけど。