中国旅行 総括

　一言で言えば「実際に中国が今、どんな感じなのか知る事ができて良かった」という感じ。ＷＢＳでは、経済ニュースらしく中国の話も良く出てくるし、新聞でもその他のテレビでもよくお目にかかる中国。でも、あれだけではないな、という実感を持てた事が収穫だった。去年日本のテレビで見た、中国の出稼ぎ少女の話。ボーナスを使って、電車で３日間かけて実家に帰る映像が蘇る。この電車で、３日間も。。　また、私自身がこれから働きに出る時に言うかもしれない「中国語がある程度使えます」という台詞を、どういう実感を持って言うか、行く前と今ではだいぶ違うと思う。そして、これから私達の国のように近代化するのであれば、共産主義からの名残が残る今、現地に行ってみたことは貴重かも。北朝鮮ツアーなんて今は行きたくないし。あとは、船で旅行できた事。船での旅行なんて、またする機会があるだろうか。
　実際、こんだけ近い国、日本ー韓国ー中国で、それぞれのギャップに驚きの連続だった。そして日本に帰って来てから、町を歩く時に譲り合う気持ちがなくなっていたりとか、ちょっとぶつかった時に「すみません」という一言が、心の余裕がなくてではなくて、自然にそんなこと思わなくなっていた自分におどろいた。私は比較的流されやすい人間だと思うけど、でもなー、そういう所は大事にしている「つもり」だった。あと「ありがとう」という言葉が好きになった。ついつい居酒屋なんかでお姉さんに「ありがとう」なんて言ってしまうと、だいたい「友達かよ！」と友人に突っ込まれたりするけど。刺激的だったな。

こうしてまた、共有しにくい話題によって頭がいっぱいになり、微妙な空気の流れる場が増えちゃうのかしらん。