食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

バレットモンク&誰も知らない

 普段はアメリカ映画にあまり興味を示さないが、これがチベットの坊さんが出ているという話を聞いたら俄然興味が湧いたので見てみる事にした。たった週2回の休日はやる事が多い。
 結果、バレットモンクは大正解。マッハ!!!!!!!以来、またあれとは違う「かっこえーーーーーーー!!!」と思える映画。チベット思想概論の講義によれば、「現代のチベットは、お隣の某国から侵入して来た資本主義によって元来のチベット文化だけでは無理が出てきている」ような事を言っていたので、生き残っているのは思想だけかもしれない。それにワイヤーアクションだかCGだか使いまくりである。それでも、かっこいい。やはり、正義とはこういうものだ!とか感動しながら見ていた。
 怒りではなく平和のために。相手を知るのではなく、己を知る。こういう言葉は現代の私達にも通じる所はあるだろう。1つ不思議だったのが、代々の役目を引き継ぐのがチベタンじゃなくていいのかという事。それも「予想できないから予言なのだ」って事か。かなりオススメできる1品。

 誰も知らないも、なかなかかな。彼らの生活がリアルに、画面に映らない所まで想像できるような描写が織り込まれているように思う。3つすごいなと思ったのは

1:主役の目つきが素晴らしい。中学生にしてあの眼差しを持っているなんて、うらやましい。
2:段々と貧しい生活になっていく過程で、着物や身だしなみも一緒に、さりげなく貧しくなっていった。
3:YOUが適役。

 これは実話をもとにしたストーリーとのこと。私達にとって、今目の前にある周りから見ればささいな事が、自分の人生を左右する程大きな大事件に見える。それは実際に自分の人生を変えうるし、真剣に立ち向かって行かなければならない。でも、それは他の人に知ってもらわなければいけないほど公共性がないだけのことである。そんな事件がいたる所で今日も起こっているはずだ。とか、そんな社会的な問題を換気させる感じではなく、淡々とストーリーが流れていった。なぜか、あまり感想がない。