食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

値崩れしない不思議

 インドでホームステイさせてもらっていた家のプリンターのインクが切れたからどうしたらいい?と聞かれたので「買いに行けば良い」と答えたかったのをちょっと我慢してパソコンを見てみたら、「デルのインクカートリッジはデルからしか購入できません」という表示が出てきた。なんだこれ、と思ったらそのままデルのインク通販ページへのリンクになっている。見てみるとアメリカの通販サイトに飛ぶようにできているのだけど、カートリッジめちゃ高い!黒1色1つだけで30ドル弱もする。3個パックだと80ドルくらい。たっけー。めちゃたけー。なんてあくどいんなデル。。と思っていたら、日本でも状況はたいして変わらない事を思い出した。

 うちではずっとエプソンのプリンターを使っているのだけど、イルカのマークのインクである。エプソンではいくつかの種類のインクをイルカとか、花とかそういうシンボルマークで示してあるので、「イルカの8色セット」と覚えていけばお店で見つけやすい。その点は評価。

 が、しかし、なぜにどこに行ってもぴったり値段が6980円(うろ覚えなので違っていたらすんません。もしくは7980円。)なんだ。バラだと色によっても違ったかもしれないけど800〜1300円位だったような気がする。量販でも秋葉の小さなお店でもきちっと横並び。なんだか腹立たしい。

 プリンタを売る時には「これは安い!」とかめちゃめちゃオトク感抜群で売り出すくせに、補充のインクは割り引きしない。結局、プリンタを安く叩き売っても、売った分だけインクカートリッジが必然的に売れるようになるからそれでちゃっかり儲けられるという事。これは安売り通販なんかにデジカメとセットでばか安(それにしてもジャパネットたかたは本当に安いものが多いと思う。)で売られていたりするものも、そういう魂胆があるからむしろばらまきたいくらいなのかもしれないなあとか思ったりした。

 ヨドバシなんかだと、リサイクル品だかの、違うメーカーが作っているカートリッジがあるのだが、イルカマークのはあいにくその時にはまだなかった。なんだか定価でエプソンの思うつぼってのも嫌な気分だから別に値段は変わらなくてもそっちがいいなあと思って探しまくったんだけど、やっぱなかった。こっちの方が環境にも良さそうだったのになあ。

 今は値段が下がっているけど、ちょっと前までSDカードもほぼ横並びだった気がする。その頃に予備のSDカードを1枚買った事があって、しばらくしたら値段が6割くらいまで下がっていたのでショックを受けた事がある。それは、デジカメを買った人にポイントで購入を勧める周辺アイテムだったので、値段を下げる必要が無かったと聞いて、現金で普通に買ってしまった私は非常に悔しい思いをした。いやあ、とにかくどんな企業もいかにうまく儲けるかって事をとても考えているんだなあと思う。にしても、もうちょい競争原理が働いてほしいなあ。独占状態の中で思うつぼにハマってるという感じが納得いかない。

(後日談)
 結局、パソコンの調子が悪かったのもあったので、出張修理を頼んだついでにインクカートリッジも取り替えてもらったら、全部で日本円にして1000円以下だった。インドは物価は安いけど、やっぱりあの通販を鵜呑みにしなくて良かった。