食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

お金になる勉強

  帰国を3日後に控えたルームメイト(ちょっとうらやましい)と「帰ってからどうすんの」というよくある話をする。インドに来る際には「英語留学」というつもりだったのだが、いかんせん期間を決めてこなかった。着いて2週間くらいしてからやっぱ帰りたいなーだの、なんか生活に慣れてきたかもだの、はっきりものを言わないのでこっちはこっちで無意味にハラハラしていたんだけど、帰ってからのこともあまりはっきりしてない模様。まあ、俺だって帰ってからの事はほとんど考えたくな…もとい考えておらんし、どうなるのかなーという不安はある。けど、何聞いても「ん〜、どうしようかな〜」というのは質問する側としてはなんかこう、しっかりせい!と言いたくなってしまうなあ。

  で、彼の答えとしては「とりあえずしゅーかつして、だめだったら大学院に行くと思う」というものだった。理系なので、専門的に学問を完結するには大学院に行くのが多数派なんだろうけど、その動機が「もっといい仕事で、いい給料がもられるから」とのたまう。ここにちょっと怒りを感じる私。確かに、大卒と院卒では就職後の給料の上がり方が目に見えて違うと聞いているし、理系ならなおさら専門的な知識が仕事に活きてくるだろう。

 けど、勉強っていい仕事、いい給料のためにするもんなわけ?あまりにゲンキンすぎないか? 世の中の親達が「文学部にいきたいの?商学部とか政経学部とかじゃなくて?」と文学部にちょっと怪訝な顔をするのは就職率が理由なように、私が所属する文学部はもうからない学問をするところだ(と思う)。だって、自分の好きなことばかりやってるんだもの。(今、インドで先生やってるのだって、最初は気が進まなかったけど通ううちに生徒がかわいくてしょうがなくなっちゃったからだし。誰かのためというよりは自分の満足のためにやっているだけだ) その代わり、大学に入学してからは「ええ!勉強ってこんなに楽しかったなんて!」と思うことしばしば。作品を作ってて「あ、夢中になってて朝になっちゃった」なんてのもよくある話。それがいい就職につながればそれはもう幸せだけど、別に直接仕事につながらなくたって私は後悔しないんじゃないかなと今は思う。その時間を思い切りやった、楽しんだという感覚があるから。あとから「ああ、トーイックをちゃんと受けておけばよかった」とか気づくのかもしれないけどね。さて、帰りましたらしゅーかつの先輩、達人の皆様、ご指導よろしくおながいします。