食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

8月15日

 8月14日にインドに住む韓国人の友人とスカイプしていたら
韓「明日はインドの独立記念日だよ」と言うので、
ス「ああそうだそうだ!なっつかしいー!またお祭りだね。日本も終戦記念日だよ」
韓「韓国も明日は独立記念日なんだー。」
ス「そうなんだ。すごい偶然ぽいけど全部二次大戦の話かな。インドについてはよくしらん。」
とか話している中で、「ところで独立って北朝鮮から?」と聞きそうになってしまった自分に冷や汗。そんな事言ったら怒りを通り越して呆れられてしまうだろう。

大学1年だったかの元旦に、テレビで筑紫哲也(たぶん)が「今年をもって日本の終戦が終わりました」と言っていたのを思い出す。戦争はこれだけ語り継がれてきて、「二度と過ちを繰り返さない」と教育してきたくせに、広島の式典でひょうひょうと「憲法の遵守」とか言う無力首相にも嫌気がさす。

彼は辞職するつもりはないみたいだけど、今辞めたら次になった人が「年金問題を1年以内で解決するなんてあのでくのぼうがついつい出任せちゃっただけで、現実的じゃなかったんだよ。スミマセーン。」なんて事になってあれだけ騒いだのが無意味だな、とも思うが、でも問題は年金だけじゃない訳で、やはり彼が居座り続ける害の方が大きいんじゃないかと思う。


 それで忘れそうになった本題だけど、この8月15日という日本にも韓国にもいわくのある日に、偶然東京ドームで開催された Face in Japanという韓国スターが集合するイベントに行った。私はあまり知らないし興味もなかったけど、タダっていうなら、ねえ。行ってみるか、なんて。大ファンに連れて行ってもらう事にした。韓流って人気だし、すごいんだろうなーチケット15000円もするみたいだし!と思って開場についてびっくり。あれ、早くつきすぎちゃった?!ってくらいのガラガラ度である。実際は20分くらい遅刻していたにも関わらず。

 私は「韓国スターのライブかな」くらいに考えていたらどうやら「ファンイベント」という位置づけらしく、8グループくらいいる出演者のうち半分以上が俳優。つまり歌は本業ではない。じゃあ何をするのかっていうと、トークとか、特技披露とか、プレゼント抽選とか。段取りもそこまで良い訳ではなく、なんか見ていて痛々しい時もあったかな。なにより痛々しいのは客の入りであるけど。その中でシン・ヒョンジュンという30代の俳優が出てきたんだけど、最初の紹介VTRのかっこわるい事。なんでこんな人が?!と思ったら、実物はかっこよかった。あんな30代になりたいなあと思わせる感じ。

 あとは、キラースマイルと呼ばれる笑顔を繰り出す俳優の時には、会場にいる客のおっさんにカメラが向けられ「さあキラースマイルを!」といきなりふられたりしてぎこちないのがおもしろかった。

 大どんでん返しはここからだ。何やら客席=周りのファン(年齢という意味では二極化)がざわざわし始めたと思ったら空席だらけの座席を前方に向かって移動し始めた。なんだ?!と思ったら歌手登場。いきなりペンライト(って言わないっけ。ポキッとやったら光りだすやつ)の海、とはいかずに草原、くらいだったけど、黄色い声が飛びまくり。さすがSS席は近いのでファンにはたまらなかっただろうなと思う。知らない俳優のヘディングなんかは興味なかったけど、歌ってくれるグループは普通に楽しめた。


 巷では韓流バブルは落ち着き、正常化したとか言われているようだけど、ドームの客の入りを見れば納得である。けど、ブームがブームで終わらずに細く長く関係が続く事がビジネスにおいても文化交流においても大事な事である。このイベントが成功したのかは難しいところだけど、ファンはファンであり続ける事で韓国と日本がもっと垣根なく仲良くなれたらいいなあと心から願う。

 まずは、食からでもね!