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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

映画 大統領暗殺

 またもや試写会へ。
新宿のシネマートで偶然チラシを見て、行く気なかったけどおもしろそうだと思って行く事にした。
チラシによると

「2007年10月19日 アメリカ中部時間20時13分ー。
大統領暗殺
Dath of a President」

と書いてあった。その大統領とは?そう、ブッシュである。
で、当然アメリカ映画かと思ったらイギリス産だった。


まあ私はかの大統領が暗殺されてもいいんじゃないかと思っている節があるので、アンケートには「痛快!」(新聞広告の誰かタレントのコメント風に)とでも書いてやろうかと思っていた。が、実際はそうでもなかった。


というのは、確かに映画の中で暗殺される瞬間までは盛り上がりもぐんぐんきて、ああ!撃たれた!


と思ったんだけど、その後も結構長い。そこでその事件によって生活が一変した色んな人が出てきたりするんだけど、それが思ったより深くて、ああこういう事が怒る可能性があるんだな、911の時にはそんな事があったのかもしれないな、といったことをいくらか考えさせられる。さすがマッチポンプでは終わらない、だってイギリス映画だから?


でも、日本でもそうかもしれないけど、側近が「大統領は素晴らしい人だったのよ」と証言するのと「いや今のは失言だ」といって本音が垣間見える瞬間とかがちょっとおもしろかった。大統領もおかしいけど、暴徒と化すデモ隊もやっぱ別の意味でおかしい。これは見てみてもいい映画かも。


難点は、10/6ロードショーなんだけど、映画の中で暗殺されるのは10/19。いれ以降に見ると「あれ、過去かよ」と思いかねないかも。制作は去年だったらしい。アメリカでは500館以上あった上映予定が圧力により91館になっていた、と書いてあった。まあ圧力はなんだっていいけど、自分が殺されるなんていう設定の映画はそりゃ不愉快だろう。けど、そんなのものともしない精神力があってほしいな、一国のリーダーには。ある意味「鈍感力」はアメリカの方が上手かも。