食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

初めてのお見送り


 今回、初めて成田空港に「見送り」ためのだけに行ってきた。成田と言えば飛行機に乗るところだから、何もしないで帰ってきたのなんて初めて。


 まず、出発は見送る人の都合で葛西駅からのバス。リムジンバスは高いよ〜と思っていたら、これはリムジンバスじゃなくって私鉄のバスで、成田空港まで1500円。安いな。座れない心配も無いし、乗って寝てれば1時間で成田に着くのは良い。渋滞さえ無ければね。時刻表には「先日大渋滞のため大幅にダイヤが乱れた事をお詫びします。」みたいな紙が貼ってあった。お客もどうしようもなければ運転手もどうしようもない。どうするんだろう。


 ちなみに西葛西にはインド人コミュニティがあるだけあって、葛西から成田行きのバスに乗る人も結構インド人が多い。このバス停の係の兄ちゃんがくせもので、英語をほとんどしゃべらない。普通の路線バスと羽田空港行きと成田空港行きが1つのバス停でやりくりしているんだけど、

「切符をお持ちのお客様はこの列に並んで下さいー」
「切符を持ってないお客様はここに並んで下さいー」
「このバスは羽田空港行きですー」
「預ける荷物にはタグをつけますー、何個ですか?」

とか全部日本語。相手がインド人だと適当に雰囲気でやってるっぽい。外国を旅行している時にはこういう係の類いの人が大声でなにやら案内している時にやたらと不安になるものである。と思う。隣に並んでいたインド人も何か係員がしゃべるたびにそわそわしていたし。


 で、バスの中でぐっすり眠った1時間後、成田に到着。そしたら料金所みたいなところで渋滞してるなーと思ったらなんと検問だった。乗用車は免許証を見せ、トランクまで開けられている。バスにも係官が2名のって来て全員の身分証をチェック。私がもし免許証を持っていなかったらここで降ろされていたのかな。こわっ。


 バスは出発ロビーに到着するのでこれまたらくちん。電車だとエスカレータ乗り継いで上に上がってこなくちゃならないから。平日の成田空港も結構混んでいた。ふーーーーーん。


 実は今回見送った人もインド人なのである。大学で習っている「カラリパヤット」という南インドケララ州の伝統舞踊の授業で、先生の師匠であるインド人が来日したのだ。メインは京都での会議だったようだけど、帰りに東京によって観光しつつ授業で指導してくれた。といった感じ。「インド英語がわかる人がいないから送迎とか頼みます」と言われて喜んで引き受けた。けど、インド英語って結構みんなわかんないのかな、と思ったら、授業にいたアメリカの帰国子女の学生も「全然わかんなかったですー」と言っていたので驚く。私はといえばとりあえず意思疎通は順調だったので良かったかな。


 インド英語が話せる社員が必要な企業なんて、ないかしらー