食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

東京庭園

mokich2008-03-22


 友人の実家が江東区の住吉でそば屋をやっていて、食べにいきたいけどそれだけのためにわざわざ行くのもなんだなーと思い、地図を広げて近くにあった清澄庭園に行ってみることにした。どうやら東京都の庭園らしい。都バスの清澄庭園で下車。庭園の周りには2階建ての古い商店が並ぶが、なぜか庭園の入り口は表通りから入った側面にある。入場料は150円。恩賜清澄庭園って書いてあるけど、今まで恩賜上野公園とかずっと「おんちょう」って読んでいた。が、「おんし」と読むらしい。切符売り場で思いっきり「あ、おんちょうって書いてあるから、なんか天皇系なんだね」とか話してしまった。切符売りのおっさんには聞こえていたはず。。


 庭園自体は半分くらいが池で占められ、そのまわりを歩けるようになっている。こじんまりとはしているが、名石で有名らしくそれぞれの石に「伊豆磯」とか「信州」なんとか書いてある。こんなのを全国各地から集めていたのか。文京区にある岩崎邸の庭だったらしく、それが国に献上されたらしい。今も三菱グループの偉い人しか使えない料亭みたいなところがあるんだとか。池の周りであ、鯉だ!とか、亀だ!とか言っていたら、近くにいたおばさんが「売店でえさが売ってるよ」というので買ってみる。ていうか、鯉にあげるえさは「おふ」らしい。初めて知った。


 鯉にえさをあげるのにはコツがいる。なぜか。この庭園の池には鯉とともに鴨みたいのも生存している。そいつらは、我々が鯉に向かって池に投げたおふを、ものすごい早さで近づき横取りするのである。鯉は動きがあまり早くなく、大口をあけてふがふがえさに近づこうとしていると鴨が水面すれすれに飛んでくるので、鯉は傷だらけ。かわいそうに。なので、それ以降私は目が合った鯉にのみおふをホールインワンで投げることに専念した。が、成功率は2割ほどか。やー、鴨むかつく。でも、どの鯉もまるまる太っている感じがするので、飢えの心配はなさそうだけどね。


 庭園の奥には池のふちにちょっとした茶屋みたいのがあり、予約をすれば使えるらしい。こんなとこで宴会を開いたら楽しそう。クラス会とかやってみたい。で、その裏には庭があり、なんとか桜のかたわらにテーブルといす。なかなかきれい。さくらは満開ではもちろんないけど、色が濃いのでちょうどいい感じ。


 この庭園、電車で行くと最寄り駅は清澄白河なんだけど、このあたり、飯を食うところが全くない。仕方ないので交差点にある山小屋という九州ラーメンの店へ。まあまあうまいけど、味が濃いめ。最後の方はしょっぱい感じさえした。これなら値段も安くてもやしももりもりな博多天神か、一風堂が断然いい。麺のことを考えていたら「つじた」のつけ麺が食べたくなってきた。