食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

ダージリン急行と最高の人生の見つけ方

 恥ずかしながら、早稲田に5年も籍を置いておきながら早稲田松竹に初めて足を踏み入れる。一旦閉館した割に、復活してからは、元気なような気が?神保町の岩波ホール程高尚でもないけど質の良さそうな映画を、しかも幅広いセレクトで上映するのでおもしろそうだなあとは思っていたけど、いざ2本見るとなると3時間以上かかるので、なかなかそんなまとまった時間は取れなかった。1限だけで予定はなんもなーい、みたいな感じだともってこいだと思うけど、昼間バイトで18時から授業みたいな生活じゃ、たまの休みも映画よりぐったり、みたいなことになりかねない。良かったか悪かったかは置いておいて。


 初めて入った感想は、入り口のお兄さんがやたら丁寧というか紳士的な感じでまずびっくり。シネコンとかにありがちな、無表情でセリフだけ浮き足立っているような感じはなく、別にコビ売りはしないけど、素直に従いたくなる感じ?って「チケットはあちらでお見せください」とか「ご来場ありがとうございました」とかしか言ってないけど。

 次に、自販機があまり外と値段が変わらなくていい。130円と170円かな?普通の映画館は自販機だと150円くらいに跳ね上がるけど、130円なら買っちゃお、って気分になる。映画館で飲み物なりスナックを買って映画を見るというのは、私としてはゴージャスな時間である。氷の入った飲み物だと映画が終わる頃には飲み物が薄まっておいしくないので、缶の方が私は嬉しい。

 それから、椅子が疲れない!これは画期的。足下が広いし。飛行機のエコノミークラスもこんくらいだといいなあと思う。2本見たら3時間くらい座りっぱなしだから、台湾くらいは行ける時間じゃなかろうかとか思いながら、快適だなあと思った。前に人がいても見づらい感じがしないのも嬉しい。前の数列が後ろの席より高く両端が傾斜してたり(行けばわかる)、色々考えてんだろうなあ。理屈はよくわからんけども。私は真ん中くらいの列に座っていたが、画面が高めに設置されているせいか、とても見やすかった。最初は高杉じゃね?と思ったけど。

 ここの特徴は、映画が終わりのエンドロールになっても席を立つ人が少ない事。そりゃそうだ。単純に考えると半分くらいの人はこの次の映画も見るわけだから行き急ぐ事もない。なので、最後までゆっくり余韻に浸れる。映画のエンドロールって長過ぎて途中でだいたい曲が変わるけど、最近は俳優なりスタッフの名前を適当に見ながら何人ぽい名前だとか考えるのがおもしろい。


 と、映画の事を話す前に前置きが長くなったので、映画については追々。
関係ないけど、映画を2本見終わって松竹を出た時に、きっぷの券売機の列に大学の後輩がいて話しかけて来てくれた。びっくりして嬉しい。