食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

シルバーパワー

 最近、少子化、労働人材の不足の中、シルバー人材つまり定年後の労働力が見直されているらしい。特に技術立国日本では確かに優秀な後継者をそだてなければ、口だけは調子の良い売り込み屋がいたとしてもモノがなけらー話にならないし。常に更なる利益を目指さなければならない企業集団がある限りはこのスパイラルは限界まで伸び続けるだろう。


 で、話はおなじみ新宿コニカミノルタプラザ。今日は新大久保で友人とタイ飯を食べたのでその帰りに寄ってみた。新大久保と新宿の間の路地は結構あやしい旅館があったりしておもしろい。今日は東京少年少女合唱団というのをこぎたない路地で見つけた。チラシを眺めていたら、NHK交響楽団と共演?!すごいじゃん。ウィーン少年合唱団があるように、東京少年少女合唱団というのもあるのだなあ。うつくしそうだ、と思っていたらいきなり玄関が開いて、子どもがのぞいてきた。と思ったらドアが閉まって中が大騒ぎ。こんなところで立ち止まってチラシを見ている人はあまりいないんだろうか。中はよく見えなかったけどものすごい数の子どもが一部屋にうじゃうじゃいたけど。。。。で、3度目くらいにほっそりドアを開けてこっちの様子をうかがってきたときに、このコンサートいつですかと聞いたら、「もう終わりました」とのこと。そっか。。。。


 それで新宿に向けてまた歩き出す。ホストクラブがたくさんある界隈にはホストの写真がたくさんあるんだけど、ホスト界のイケメンとは髪型で決まるのだろうかというくらい、盛りヘアー。一般的にさわやかなスポーツ系とか、そういうのはいなくて、かなり独特の世界?でも、男がキャバクラに行くように、女はホストクラブに行くのだろうから、やっぱり盛ってた方がよく見えるのだろう。(小悪魔agehaのイメージ)


 ようやくコニカミノルタにたどり着いた。内容は知らないできたけど今日も3つの部屋で3つの展示。
1つ目は、「追憶 昭和30年代」というものだった。入り口には作家メッセージがあるのだけど、最初の一行がインパクト大。


「きっかけは「ねんきん特別便」でした」


って、結構最近??定年をきっかけに今までの歴史をたどってみようと思ったのです。といったようなことが書いてある。定年しても創造する意欲が途絶えないというのはすごいことだ。会社員てそもそも創造力にあまり富んでいないようなきもするけど、それは私の周りだけか。写真は銀座とか大宮近辺とか渋谷とか、知ってるような場所の昔の姿が見えてくる。新橋の今もある立ち飲み屋がうつっていたのはちょいとびっくり。テイストとしてはどっかでみたことあるようなものだけど、作家の素朴なコメントがつくことによって、写真の風味ががらっと変わり興味深かった。一番おもしろかったのは、ゼロ次元というもの。路上で火をつけた大きい線香をお尻にさして次元の違いを訴えていた、人がいたらしい。謎。


 もう1つはヒロシマ。時期的にもタイムリー。写真のどこかにほとんど人が入っていて、今に生きているヒロシマ遺産を表現しているようだ。この人相武台教会という教会の牧師らしい。撮影のためにヒロシマへ通っていたのかしらん。「言われなければ、戦時中から残っていると気づかない建物」の写真も多々あり、それを調べるのって1度じゃ済まないし結構時間がかかるはず。あくまで現代のヒロシマなので、いわゆる戦争のむごさとか悲惨さは直接伝わってこない。けど、今もそれらの建物が発する見えないメッセージというのはあるんだなあと思ったりした。昨日戦争映画のCMを見て、世の中にこんなに戦争映画がたくさんあって、人々は涙を涙しているのに、どうして戦争はなくならないんだろうと思ったのを思い出した。バーチャルの世界と現実は違うという事か。ということは、戦争映画は完全な娯楽の世界ということ?戦争ほど無駄で非効率的な事はない。お金がじゃんじゃんつぎ込まれるし、情報戦という側面もあるので広告会社は非常に儲かるらしいが、人の命を奪うことをしてまで金儲けはしたくない。戦争をするなら、その国のリーダー同士でラスベガスでタイマンのボクシングマッチでもしたらいい。もちろん、ギャンブルの街だから、世界中の金持ちが集まって世界一大きな賭けになるんだけどね。