カバディというマイナースポーツ

　「カバディ」というスポーツをご存じだろうか。そう、「カバディ、カバディ、カバディ…と言い続けるアレ」である。が、「ボールを蹴まりのようにパスし続けて落とさないようにするやつ」では決してない。それはたぶん「セパタクロウ」。

　カバディというのはいつも「一言で言えば、超本気のおにごっこ」と解説している。７人ずつのチームで対戦し、アウトになった選手はコート外へ。相手を一人倒せば自分のチームから一人復活させられる。７人全員が倒されると、相手チームにポイントが入り全員復活。攻撃は交互に１人ずつ相手コートに入り、敵に触れて自分のコートに足の先っちょだけでも帰る事ができれば触った人数×１ポイント。触られた選手はアウト。ただし、攻撃者は相手コートにいる間”一息で”「カバディ、カバディ…」と言い続けなければならない。守りは、攻撃に来た１人をチーム全員で捕獲するという、分かりやすいようでとても説明しにくいスポーツである。ていうかこの説明めちゃくちゃだな。ちなみに、はてなのリンクをくりっくしても、リンクしているブログはいくつかあるが、「今日はカバディをやった」的なブログはほとんど見た事がない。

　出会いは大学の体育の授業。もともと野球やバスケが得意ではく、むしろ下手なので、たかが体育の授業でみじめな思いはしたくないし。でも合気道とか狙い過ぎて選外っていうのもやだし。と思っていて発見したのがカバディ。これならライバルはさすがに少ないだろう。という超マイナスな動機で、朝１、２限というのが辛いが、早起きの習慣をつける機会になればＯＫと言い聞かせて履修。朝９時からあの運動量と思うと数日前から鬱になりそうだったが、なんとかやりとげる。そして秋に開催された全日本大会にも出場させてもらった。カバディはマイナースポーツであり、競技人口はかなり少ないと思われる。この辺の大学でやっているのは大正大学と帝京大学くらいだろうか。全日本選手権と言えど、予選はないのでエントリーさえすれば出場できると言う素晴らしい競技であり、履歴書にも書けるらしい。けどどの欄に書くんだろう。

　今年も１１月５日(土)に神奈川県の座間市立市民体育館で全日本選手権が行われる。偶然、座間市は昔住んでいた事があり、懐かしい場所。米軍基地と、日産座間工場跡地があることくらいしか自慢がない。しかし、米軍基地については、軍の重要機能が移転してくるということで、現在問題になっている模様。スポーツの秋！東京からは遠からず近からずと言う微妙な場所だが、カバディの試合を、しかも日本代表がちらほら混じっているような試合を見る事はそうそうないだろうから、一生に一度はいかがだろう？帰りにちょっと足を伸ばせば七沢温泉や鶴巻温泉もございます。

こちらが、本当にオフィシャル?!と思わせるカバディ協会のサイト。カバディの行く末を思わず案じてしまいますが、そんな気持ちを知ってか知らずか”よーこそ”となごやかに歓迎してくれます。カバディの説明自体は、こっちの方が分かりやすいと思う。字だけだけど。
日本アマチュアカバディ協会