食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

二文生の住宅事情

 上京してまで東京の大学に来る学生が減ったとは言え、それでもまったくいなくなる訳ではなく、5万人も学生がいれば来年も多くの学生が東京で新生活を始めるのだろう。そこで不動産屋のいいなりにならないで部屋を決められるようにあらかじめ考えておくとよいと思う。
 だいたいうちの大学に入学する場合、高田馬場〜早稲田間に住むか、西武新宿線沿線に住むかの選択が多いだろう。あきらかに便利なのはやっぱり学校の近く。寝坊してもすぐ大学に着くし、学生街なので安くて満腹の食堂が多い。新宿へも山手線で2駅だし、便利な事この上ない。でも家賃は5千〜1万円位違ってくる。馬場周辺で平均8万くらいかな。西武線沿線の場合は、比較的閑静だと思う。近くにスーパーがあれば学校帰りに食材を買って家で料理すれば食費は浮くんだけど、たまにスーパーがない駅があるらしい。そういう場合は途中下車して買い物を済ませ、買い物袋を持って電車に乗って家に帰るというちょっと恥ずかしい事をしなくちゃいけないので要注意。
 また「みんな馬場から歩いてますよ。」という一言も不動産屋に言われるかもしれない。しかーし、高田馬場〜文キャンは早歩きで15分位、普通なら20分はかかってしまう。友人いわく「160円(地下鉄の値段)分の価値があるよね」とのこと。帰りはラーメン屋とか食堂が通り沿いにたくさんあるので歩いて帰っても良いだろう。また、教育学部高田馬場寄りなので、早稲田駅からも結構歩く。だから高田馬場から歩くのもOKか。早稲田通り沿いかちょっと脇道に入ったあたりの部屋がポピュラーだと思うが、早稲田通りの、早稲田より向こう側やもう1本の大通り、新目白通りあたりにすると部屋の割にオトク感のある物件が少し多い気がする。それなりに不便なエリアではあるけどね。
 アパートの値段は、基本的には広さ、そして設備や築年数でまさに千差万別。区別の目安としては、アパートかマンションか、風呂とトイレは別かユニットか、1階か2階以上か、オートロックがあるかないか、といったところだろうか。ユニットバスはトイレも風呂もかなり小さく、風呂に関してはあまり実用的ではないと思う程狭いが、その分使える部屋のスペースが大きくなっていると考える。角部屋は窓が多くて解放的だけど、冬は冷えやすい。あと、案外壁が薄くて隣の部屋のテレビの音とか丸ぎこえだったりするアパートもあるので、見に行った時になんとなく注意してみるといいかも。日当たりは洗濯物の乾きにかなり影響する。どうぜ朝一で洗濯なぞすることはめったにないだろうから、昼前から夕方にかけて日当たりの良い南側を選ぶと楽かもしれない。
 もし二文生で、昼間に事務系バイトをするとすれば、定期に関わらず交通費を支給してくれる所が多いような気がする。週5で働くと定期とか買ってくれたりして。なので電車にのらざるを得ない西武新宿線沿線に住んでいたとしても、電車代の心配はなくなるかも。まあ、これはバイト先の決まりによるのでなんともいえませんが。
 春前であれば「すぐこのお部屋もなくなっちゃうかもしれませんよ」とも言われるかもしれない。そりゃそうだ。同じ部屋は2つと存在しないので、ある意味生物でもある。だからといって焦って契約金を払ってしまい、住んでみたら想像と違った!なんてことのないように、自分の優先順位をしっかり決めておこう。
 アパートの契約は原則として2年単位で更新するので、無駄なく引越しをするならば次回の引越しのチャンスは2年生の春休み。お金も労力もかなりかかるので、悔いのない「我が城」と出会えますように。