食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中国旅行10 中国のイスラム教

 さて成都三国志ゆかりの地でもあるようだ。蜀の丞相であった諸葛孔明がまつられている「武候祠」というところがある。ここはとても広くて中国風の庭園やら三国志銅像、お堂のようなものがたくさんある。国際学生証がなかなか通用しないので日本の大学の学生証で学割ゲット。でも成功した時にはもしかしたら国際学生証でも平気だったのかな、と思ってしまう。半額で入れるのだから、言う事無し!後で宿にいる人と話していたら一般券は厚紙でできていて絵はがきのようになっていた。学生券はいわゆるただのチケットって感じ。あまりに広くて歩くだけで疲れてしまうが、三国志というのが国民的ヒーローなんだということをとても感じる事ができた。中国人の写真を撮る時のポーズはいまいちあかぬけない感じで、みんなキメるでもなく突っ立ってる感じ。ピースもあんまりない。んーもっと楽しそうに!はい笑って〜!と横から口を出したくなる。三国志のお三方はガラスケースがあったけど、外にある鉄の馬とかには平気で登っちゃうのがすごい。ちなみに三国志も原本らしきものもあった。三国志は英語では"The romance of three kingdoms"というらしい。
 さて道教のお寺とかを廻っていてふと思ったが、お寺に入るととても心がゆったりした気持ちになる。ヨーロッパの教会みたいに、教会に入ったらお静かに!的は雰囲気は特にないし、中にいるのはみんな中国人(中国人観光客向けにガイドが待機している)。何が違うんだろうな〜と思うと、お香がたかれ、そしてチャルメラっぽいらっぱの音や木魚らしきものがぽくぽくぽく…(よく考えれば当たり前)。そして何かに向かって祈る人々の姿はとても真摯に映る。道教ではお祈りの仕方が多分特徴的だけども、それだけ信仰心が根付いてるってことなのだろうか。西安イスラム街がありイスラム信者が住んでいるエリアがあって、そこを散歩した時のことを思い出した。街並は一緒だけども、外に出ている屋台の食べ物や人がなんか違う。なんだろうと思ったら、それは表情だった。今まで出会った例えば電車や、街や、お店にいた人々はあまり表情に変化がないような印象を受けた。(それが喧嘩ではないというのは分かってきたけど)口調は強めだし、とても早口、にこりともしない。それは、一人で旅行する人間にとっては精神的に少し辛いものがあった。丁度反日のこともありあまり日本人だとばれないように、難しい会話は避けていたというのもあるけれど、やっぱりそこにいる人々が楽しそうにしていると、ここはいい所なんだなと思う事ってあると思う。それがイスラム街では感じられた。ムスリム独特のどんぐり帽子をかぶって道路で子どもをあやしていたり、肉まんらしきものを作っていたり、笑顔があって、笑い声があった。中国では寺院とか以外での宗教活動は禁止されているそうだけど、何かを信じるということはとても大切な事かもしれないと強く感じた。それはきっと平和をもたらす。そんな事を感じてから「為国家〜〜(国家のために〜〜)」とかって標語を見るとちょっとぞくっとした。前からイスラム教にはすごく興味があるけど誰か詳しく教えてください。