食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中国旅行19 最後の上海

 やっと旅行記録にも終わりが見えて来た。
 昨日は必死でプジャン飯店に辿りつき、ほとんど一睡もせずに下船してからバスの移動、飛行機に乗って現在まではらはらどきどきの連続だったのでもうくたくただった。プジャン飯店でベッドが空いてなかったら、きっと絶望していただろう。ていうか、もともと上海で泊めてくれる予定だった友人が、もっと早く連絡とれて迎えに来てくれたりしていれば、こんな苦労する事なかったのに。とにかくシャワーを浴びて、睡眠。夜には話し声が聞こえて来て、どうやら日本人らしい。結構無遠慮だな。とにかく眠いから寝続けたが。翌朝起きたらもう朝11時だった。チェックインの時には1泊しか頼んでないから、もう1泊延長しとこう。追い出されたら困るし。案の定、6人のドミトリーは全部日本人になっていた。上海で就職した人だとか、私と同じような学生だとか、フリーターのような人とか、色々いるもんだ、っていうかどこにでも日本人はいるもんだ。この辺に詳しい人が1人いて、みんなで小龍包を食べに行くことに。1人でご飯を食べる時は、かなりの割合で麺系が多く、小龍包は初めてだ。わくわく。万世でよく食べる「パーコー麺」と小龍包をみんなで山分け。小龍包は汁がたくさん入っているので、まずはじっこをかじり、汁を吸い出す。そしてしょうゆをつけて食べるんだけど、シュウマイより少し大きい位の大きさなのに、どうしてこんなに汁が?!という程の汁の量。おいしいけど、ヤミツキ!という程ではないかも。むしろ油っこくてあまり大量には食べれない。結局みんな食べきれず、最初から量が多かったのもあるけど、ちょっと残して退出。帰りに、偽CD屋を冷やかしてホテルに戻る。午後は友人から頼まれた「安っぽいビーズ」を探しに「ニセモノ市場」へ地下鉄でGO。結構混んでいるのだけど、電車から降りる人と、乗る人は、扉が開く前からお互い3列位で、ドアを挟んで対峙している。結局ドアが開いた途端にぶつかり合う訳で、女の人なんてすごく辛そうな顔をする。それなら後から乗ればいいのに、なんて言っているとみんな乗り切った途端にドアが閉まっちゃって自分が乗れなくなるので、結局自分も頑張っておしくらまんじゅうに参加するんだけど。ああ、納得いかん。
 市場は主に外国人が土産を買いにくる。よって値段は地元民が買うより数倍、数十倍、数百倍もザラ。ただ、土産にしやすいものが集結しているから便利だとりあえず。小さなブースが何百と並んでいて、屋台村のようなイメージ。さすがにここでは英語も、店によっては日本語も通じる。そして私が日本人だと分かるとものすごい勢いで客引きに囲まれる。なので、中国語で適当に返事をして他の日本人観光客と差別化を図る事にした。留学生だとか言っておけば、そんなにしつこくないから。しばらく歩いているとわかるけど、多くの店で、同じ商品を扱っている。特にアクセサリーや時計など。私は秒針の先に星がついていて、毛沢東様がゼンマイの動きで手を上下にお振りになるゼンマイ式腕時計を発見し、何個か購入しようと決める。最初は様子見で値段を聞いたらなんと「180元」とか言うし。それって日本でもっと安い時計あるんだけど。「じゃあいらない」って帰ろうとすると、おばさん力強く俺の腕を引っ張りひきずり戻される。「安いよ!」「高い!無理!」「これ以上安くしたら商売にならないよ」「でも高い」みたいな問答を繰り返していたら30元まで下がったので、一応納得し1つ買う。しばらく歩いていると別の店があったので聞くとここは頑張っても50元。またしばらく歩いて別の店では20元になる。という訳でここで5個位購入。最初の180元で計算すれば、9個分じゃん。ちなみに地元民の話では、4元で買えるって言われた。あとはアディダスっぽい靴70元(中国のダミー品は造りがしっかりしているって噂。靴に関しては底が少し薄いけど、文句のないレベル。)。安っぽいビーズのアクセサリー3個で30元。ピアスとかそういうのをもろもろ買って、最後に偽のスウォッチを100元で買ってしまったのはちょっと後悔。よく考えたら高いし、腕時計は足りてるわ。失敗。帰りに肉まんとタピオカティーを飲んで休憩。
 さてせっかくテレカを買ったので(どうやらテレカは地域が決まってるみたいで、上海で買ったテレカは他の街では一切使えなかった。でも街中にはまだIP電話ボックスが大量にあるので不便はしないけど。)友人にダメもとでもう1度電話。すると出た!どうやらストーカーされてる中国人からの電話だと思ったらしい。まあ確かに10回位連続でかけまくってたけどさ。中国の公衆電話には1つ1つ電話番号がついていて、それが一般電話と同じような番号らしい。しかも俺が来てるの忘れてたとか言われた。失礼な。ホテルに帰って最後の夜をたっぷり寝て過ごそうと思っていたが、そのままタクシーに乗って友人の寮へ向かう。彼の大学には日本人と韓国人が大量にいるらしく、友人と、その留学生友達(大分のさわやか青年)とざりがにショップで夜飯をごちそうになる。ケバブみたいな羊とか牛の串刺しバーベキューとかざりがにが食べられる店だ。ざりがには、エビのミクロ版という感じでおいしかったけど、友人の予言通りお腹を下した。しかし食べ物が安いというのは幸せだな。非常に満足。そしてホテルはそのままで友人の寮に泊めてもらうことにしたけど、ホテルよりこっちの方が快適。風呂も広いし、部屋もきれい。ベッドもふかふか。明日からまた船のベッドだから、ここでゆっくり寝ようっと。日本で会ってる時は別になんとも思ってなかったけど、これだけじらされると、なぜかすごく会いたかった!っていう気分になっていて、ちょっと感動してしまった。これで、チベットポタラ宮に行く事以外の目的は達成された事になる。満足。