食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

小田和正「大好きな君に」

 この数日間はイベントデイズということで、出かけっぱなし。今日で一応締めくくりだけど、最後は小田和正ツアー。明日が最終日だけど、今日は文学部の卒論仮指導で文学部休講ということで、心置きなく行ってきた。まあ、休講でなくても行ってたけど。ライブというのは毎年毎年恒例でやるものではなく、次は何年後になるかわからないかもしれないし、好きなら行けるうちに行っておいた方がいいんじゃないの、と言われ、そうかもなと思ったので行ってみる事にしたのだ。この考え方に基づくと、東京はチャンスがいっぱいだ。東京ほどアーティストがよく来る場所ってのもそんなにないのではないかな。私はコンサートというのは今日が生まれて3回目だったので詳しくないのだけど、だいたい国内のアーティストは東京ではほぼやると思う。そして海外のアーティストも結構来るような気がする。ニューヨーク、ロサンジェルス、ロンドン、トーキョー、haha!みたいな。中国は上海とか、タイとか、東京ほど来なそうだな。という訳で、Ben Foldsが来たら今度は行ってみようと決めた。
 さて、小田和正のコンサートだが、明日がツアーの最終日。今日はその前日だ。私のチケットは2階スタンド。なんと通路についてる折り畳みイスだった。目の前を人が通るので開演前は落ち着かない。そして通路分前に余裕があるけど、実はそのせいで急勾配の2階席では浅く座って前に乗り出さないとよく見えないという難点があった。今日は満員御礼で、2階席は355度くらいの席が解放され(アリーナと1階は360度)私の席も斜め後ろから彼を眺める席だった。モニターも2階の天井付近に2か所設置されてはいるものの、私の席からはスクリーンを後ろから見る事になるので、字幕が出た時には文字が裏返っていて読みにくい。モニターが見えない真後ろの席付近には普通のテレビが置いてあった。
 コンサートの内容は古いものから最新のやつまで。結構盛りだくさん、トークも意外とおもしろい。ていうか、CDで聞く歌の印象と、彼の人柄が全然違い、びっくりした。客層はサザンにもましてアッパーで、ノリも違うもんなんだな。でも歌は相変わらず良いし、印象が少し変わって、またCD聞くにも新鮮になりそうだ。行って良かった。今日はゲストが来てますといって、誰かと思ったら「矢野顕子」さん。あの独特のふわふわした声で、小田さんと1曲さらっと歌っていった。彼女は今ニューヨークにいるらしい。自分ではまずライブには行かないアーティストの曲が聴けてちょっとオトクな気分。そして、なんとアンコールの時に「若いお客さんがきてくれました。みんな僕と同じ年くらいだから、分かるかなー。」とか言い出して、何事かと思ったら「ゆず」が登場。オリンピックの曲を1コーラスと、夏色を小田さんと一緒に歌う。しかし、小田さん歌詞を忘れたんだか早口すぎたんだか、リタイアしてたな。アンコールでまさがゲストが出るとは思ってもいなかった。しかも、その後にまた登場して何曲か歌っていったし。本当に元気な人だ。以前テレビで「せっかく来てくれてるんだから、やっぱ近くまで行ってあげたい」と言っていて、舞台も客席に近付ける通路が設定されている事がほとんどらしい。今回も例にもれず。そして歌っている最中でも、多くのファンと握手したりマイクを向けて歌わせてみたり、見ていてもとても「いい人だな〜」と思える一面が多かった。
 気になったのは、帰りにくさ。外に出ると駐車場から出る車用に通路を造るため、フェンスで道ががっちり固められている。私は竹橋方面に向かいたかったのにしばらく九段下方面に向かってだらだら歩かなければならなかった。外から見ると実は竹橋方面にも道が造ってあったのだが地味すぎて分からなかった。もっとアナウンスしてくれ。そして、行きの武道館入り口付近でのダフ屋の多さ。かなりたくさんいた。「余りは買うし、ない人あるよ〜」というお決まりのフレーズで、サークル勧誘顔負けの立ち位置で大勢のダフ屋がいた。この商売、需要と供給がものすごく一致しているなといつも感心するけど、これだけいると印象悪いな。一応違法なんじゃなかったっけ。全然そんな気配さえ感じさせない元気さで商売をしていました。彼らを通すと、アリーナっていくらくらいするんだろう。(ふと思い出したけど、友人が住んでいるドイツでは、回数券のようなものを買って、同じ方向に行く人を駅で集めて一緒に安く行くという学生がいたりするとか。私も頭の中では考えた事あるけど、実際にやってる人がいるんだ〜。とね。)