食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

変化し続けること

 レンタルしたCDを返すために久しぶりに半分だけ馬場歩き。先週まではチャリがあったんだけど、なんと今年初の定期券を購入したので(学生証の裏には今年初めてのはんこが押された。という事は春からずっとチャリ通だったってこと?!)馬場まで電車で行って明治通りまで歩く。たった500mかそこらの距離だけど、随分変わったなあ。一番びっくりしたのは390円のとんこつラーメン「ぶろんそん」が消えて、なにか別のラーメン屋になっていたこと。ゆっくり見なかったのでうろ覚えだけど、ラーメンの値段が600円台だった気がする。普通のラーメン屋になっちゃったのかな。ぶろんそんは、390円でとんこつラーメンを出していたのだが、値段の割に期待しないで入ると、思わず嬉しくなる位おいしくて、カップ麺は食べ飽きたけど、かといって一風堂に行く程金はないという気分の時に良かったんだけどな。ただ量が少ないのは仕方ないけど。なんか残念。そしてあまりぱっとした印象のなかった焼き肉丼の「たどん」が無事に生き延びている事も確認。オープンセールの時に行ったんだけど、おいしかったけどお昼をこれだけで済ますにはちょっと物足りない感じだったのでそれ以来行ってない。味はおいしいんだけどね。id:amanomurakumoさんがよく利用されてるらしい「フクラ家」というのも今日初めて見た。なかなかおいしそうな定食屋。ほっけ定食か何かのディスプレイはとても大きかった。こういうの、いいよね。こういう見本、外国人のお土産としてもウケが良いらしい。

 日本人のサラリーマン率が異常に高い事にもつながると思うけど、個人のおっさんなどが経営しているお店というのはどんどん姿を消している気がする。高田馬場ー早稲田間はそれでも学生食堂っぽいものが多数あるけれど、やはり何かしらのチェーンやフランチャイズ業態のものが多いんだろうな。私だって松屋にも一風堂にも白木屋にも行くけど、やっぱいつでも無愛想なおっさん(無愛想じゃない方がそりゃいいけど)が迎えてくれるような、汚いお店も長く生き延びてほしい。立ち並ぶ看板が全てどこにでもあるような居酒屋や定食屋やコンビニの看板だけだと、ちょっと寂しいと思った。

 本題とは関係ないけど、聞いた話。中国は急激に経済成長中で、開発がどんどん進んでいるけど、中国の土地というのは基本的に国のもの(?!)。国が「ここに高速道路を作るから、●月までに立ち退け」と言われればそれまでに立ち退かなければならないようだ。そして、そのようにして作られた高速道路は「高度成長」のシンボルの一つとなる。つまり「個」は完全に無視されているのだと思う。上海で高級マンションが立ち並んでいるのを見ると、日本のように夢のマイホーム!という感覚だと思っていたのだけど。田舎の話かな。「個」が無視され、国の利益や企業の利益が優先される事で生じるトラブルが、今騒がれている「構造計算偽装」のようなものだと思う。阪神大震災で倒壊した家は「全て」手抜き工事の住宅だった。という話もあるし、世の中「お金」に縛られ過ぎているような気がする。そりゃあ、お金は大切だけど、心が全てそれに奪われてしまうと人間らしい営みができなくなってしまうので。