食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

地方のお祭りに遭遇

mokich2006-02-16


 さて、今回の山形旅行はお金がないため鈍行で山形へ向かう事になった。乗り換えが4回ほどあり、それなりに疲れるのだが、バスよりも電車の方が座席が広いので良いかも。
 米沢で最後の乗り換えをしようと思った時に乗り継ぎが1時間ある。ちょっと外に出てみようと思って(長距離の場合、出発地と目的地の市区町村以外の途中下車であれば可能)ぶらぶらしているとお祭りがあるらしい。チラシをもらうと峡と明日だけではないか!これはなんてらっきー、行かなくちゃ。

 ひとまず駅前をうろついてみると向こうの方で「豚汁と甘酒をお振る舞いしております〜」とアナウンス。お代わりもあるよと言われるので2杯ずついただいた。アナウンスを聞いていると、本当に「来てくれてありがとう」という気持ちが伝わってくるような気がしてとても温かい気持ちになる。ここには超でかいかまくらが作られていてその中で豚汁と甘酒を頂く事ができるのだけど、ざっと頑張れば20人くらい入れるかな。すごい。さすが雪の国。

 本会場へはシャトルバスで向かう。私のようにでっかいドラムバッグを下げたままの人はおらず、だいたい山形とか県内から来ている人だと思う。バスはかなり詰め込まれたので荷物がでかくて悪かった。乗る気はなかったんだよ、最初は。だから預ける余裕もなく。。

 本会場は神社で、バスを降りてからの歩道から神社の境内に向かって色んな灯籠やちょうちんがある。なかなかきれい。境内に入ると雪でできた灯籠がズラリと並んでいるのだけど、そこには地域の小学生が書いた絵が貼ってあり、中にあるろうそくの光でぼわっと浮かび上がるようになっている。それらの絵は
「雪の国 米沢」とか
「雪が自慢の米沢」とか
「お母さんの顔」とか、中には
「サメは怖い」なんてものもあった。

そしてもう少し進んで行くと戦没者の慰霊碑(これも雪製)がある。話を聞いてみると、靖国神社のように戦没者をまつっているのかな。そんな話をしていた。

 祭りの規模としては結構大きくてにぎやかである。東北の祭りはいつか見てみたい!と思っていたので、偶然見る事ができて嬉しい。山形に到着したのはお陰で東京を出てから10時間後であったが、新幹線じゃ決して気付かなかったであろう祭だったと言い聞かせ、幸せな気分に浸った。