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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

変化する病院

 どうやら去年から花粉症を発症したらしく、今年もむずむずしてきた。くしゃみや鼻水はそれほどひどくはないものの、むずむずがとまらんくて気持ち悪いので病院へ。いつも早起きして朝一に行って1時間くらい待って受診して薬をもらうのだけど、今日は寝坊して昼まで寝てしまったので初めて午後の病院へ。すると、あれ、まだやってるよね?と思う位ロビーに人がいない。座る席がない位のはずの内科の待合室もいつもの2/3くらいだった。受付の人に受付ついでに聞いてみると、午前も午後も始まりと終わりかけが一番混むのだと言う。なんか今まで一番混んでる時を狙って来てたのかと思うとちょっとがっくり。2つの科を回ったが、そんなに時間がかからなくて良かった。

 さて、前に来た時と変わった事がいくつかあるのに気付いた。

1つは待合室にかすかに音楽が流れているという事。なんといえばいいのかわからないが、ヨーカドーとかで流れてるような、知ってる歌がインストゥルメンタル(言い回しがわからない)で流れてるって感じ。これはなんとなく殺伐とした空気が和むようで良い。病気で来ている病院で、さらにその気分を増長させるような内装や雰囲気では回復するものも回復しないだろう。だから、湯治って本当にいいなあと思うのである。都内の病院に押し込められてあれこれ投薬されるよりは、どこか田舎でのんびり暮らした方が良くなりそう。って、医者の働きを否定している訳ではないけど。以前友人のお見舞いに行った病院が、見舞いに行っただけでなんか具合が悪くなりそうな所だったので。

2つ目は医薬分業が導入されたという事。これにより院外処方のため、病院でもらった処方せんを持って外にある薬局に行かなきゃ行けなくなった。私の住む自治体では7割の病院が医薬分業を導入しているらしい。でも、薬局で薬をもらっても薬に対する説明は一緒だし(病院の時はもらった薬の写真とその効能、副作用がプリントされた紙が入っていて、今の薬局では口頭で説明してくれる)、病院でもらっていた時よりも合計金額が高い。今は大学で補助が出るからマシだけど、今の所この恩恵には預かれてないなあ。だから最近駅から病院への道に新しい薬局ができまくってたのかと納得。

3つ目は待合室にあるテレビに表示される内容が良くなった。前は「歯を白くしませんか」とか「各科の受付時間」とか病院の宣伝が延々とリピートしていたのだけど、今日見ていたら「タワーレコードの売り上げランキング」とか「気象庁週間天気予報」とか「花粉症のメカニズム」とか、見ていてためになるような内容になっていた。なかなか考えているんだなーと感じる。廃れているであろう地元の商店や企業の宣伝なんかも流したらおもしろそう。へえ、そんなお店あったっけ。みたいな感じで。

病院ランキングの本が毎年出版されるくらい患者の関心は高くなって来ている医療において、透明度の高そうな、親身な診療というのは必須事項になってきているのだろう。マックやユニクロみたいな接客は求めないけど、確かに医者との距離も看護士さんとの距離もそれほど感じなくて、今まで持っていた印象より良い所だった。かといってじゃあしょっちゅう通おうって所でもないけどね。ああ、薬が高い。。