食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

平日の公園は平均年齢が高い

 今日は友人と、東京都美術館でやっている「ニューヨーク・バーク・コレクション展」へ。冬は人々のコートの色がだいたい黒、茶、紺って感じで、木々も寂しい上に、服の色も寂しいので、冬だなぁとしみじみと思う。

 これはカタカナなので洋風の展覧会かと思いきや、実はバークさんが所蔵する日本美術のコレクション展だ。1個人のコレクションが展覧会になるなんて。すごい。展示は陶器あり、屏風あり、墨絵ありで充実。

 さて、上野駅から歩いて行くと交番を過ぎて正面に上野公園入り口がある広場から、斜め右方向に東京都美術館へ向かう細い道にて、上野公園で初めて見たものがある。それは、ダフ屋。バークコレクションの入場券をビラビラさせながら「ない人あるよ、ある人買うよ。ない人1000円、400円得だよ。ない人あるよ…」と続く売り文句。武道館や東京ドームなんかではわんさといるけど、美術館の入場券にまで進出しているとは。でも、平日の昼間に来るのはだいたいご年配の方々。入場券が売り切れている訳でもなく、私のように切り詰めた生活をしている人はそんなにいないだろう。この寒い中何時間も立って、どれだけ儲かるのか謎。でも1時間に2枚売れれば、仕入れ値が仮に500円だとすれば1000円の儲けだ。消費エネルギーと収入のバランスは案外悪くないか。こういう所でお金を落とすのは好きじゃないので、私は買わないけど。

 江ノ島を描いた掛け軸を見ている時に、夫婦らしき年配カップルが、
旦那「こんなの見ても江ノ島ってわからんよなあ。」
妻「そりゃあ大昔ですからねえ。」
と言って通り過ぎた。こういうの結構好き。