食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

4度目の春

mokich2006-04-03


 昔むかし、人間が天に届くくらいの高い塔を建てようとした時に、神が怒り、このような企てができないように人々の話す言葉をばらばらにし混乱させた。

というような話が聖書の中にある。このために世界中で使われている言葉が幾多に渡っているという話だ。(余談だけど「石のかわりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを」という記述を見て、紀元前の歴史の神秘に驚いた。)

 そんな訳でこの度(旅)も英語をはじめ、ドイツ語とかギリシャ語とかタイ語の難しさに悩まされながらも、昨日なんとか帰って来た。久しぶりの東京はどしゃぶりの雨。かさが、ない〜♪と口ずさみながら昨日まではきれいに咲いていたのであろう足下の桜の花びらを眺めながら家に着いた。東京に着くと思う事は、空気がうまし。春のせいかな。

 「そんなに旅行ばっかしてる訳じゃないよ。旅人と呼ばれるにはほど遠い。」と言っている割に、去年パスポートを新しくしてから行った国は10ヶ国を越えていた。我ながら驚く。でも、何か哲学があって出かけるというよりは現実の生活に嫌気が差して逃げるように行くのでなさけないなあとよく思う。1度の旅行に全部でいくらかかったかを計算した時に(例えば今回なら20万円強)、「あぁ、これだけあれば新しいiPodもパソコンもデジカメも買えるじゃないか。しかも年に2度ペースだから半年に1度買い替えられるなんてなんて贅沢な事ができるんだろう。」とか考えちゃうからほんとにださい。

 帰って来たみると4月になって、桜も散りかけ、卒業式が過ぎ、入学式が終わり、今日はたぶん入社式。まさに「集まり散じて」の季節だと思う。入学して4度目の春だ。もしそれぞれの胸に志があるならば、それを追い求める心を忘れないように願う。気持ちの良い春をお過ごし下さい。