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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

文化学院解体

 御茶ノ水文化学院が取り壊される事が決定したようだ。今日付けの毎日新聞にてそんな記事を発見。学院の調査では修復に多額のお金がかかる事がわかり、解体を決定。2008年には14階建の新らしいビルが誕生するとのこと。残念。。
 建築探訪とか名建築とかそういう本を見ると、御茶ノ水地区(根津とか神保町も含むような大きな範囲で)にはそういう昔ながらの建築が多く残っている事に気付く。三井タワーとかリバティタワーとかYMCA跡地とかタワー系のビルもかなり増えているが、こういう昔ながらの建築が残っている事は、その付近に集う人間に何か一種の居心地の良さみたいなものを提供していると思う。文化学院がお金がなくって…というのは理解できるが、そのために1つの多くの人間に愛された建築がなくなっていくことは、関係ない私が寂しくなるくらいだ。だから相当見えない地域的遺産を失う事であると勝手に解釈する。だいたい14階建の新しいビルなんてオフィスフロアとかできちゃって、文化学院が儲かる仕組みになっていたりして。少子化だからそういう考えをしてもおかしくないけど。記事の最後にはどこかの国際的な機関が取り壊さないように要望を提出したと書いてあった。これが受け入れられる事を切に祈る。御茶ノ水のシンボルよ、頑張れ。