ヨーロッパ方面へ ３

　今回の旅行では行きと帰りの２回、タイにてストップオーバーする。行きのタイは５日間。まずは、今まで行った事無い少数民族が多いらしい北部チェンマイへと向かう。飛行機はフエルサーチャージが高いので寝台電車で行く事に。しかし、タイの鉄道は電子化があまり進んでないというか、ネット予約ができない。もうさっさと駅へ行って切符を買うのが先決だ。ホアランポーン駅へ向かう空港バスに乗り込み駅へ。空港から駅に向かう途中の高速道路から眺めた景色を見ていると、タイ語の広告看板が減ったかなあという気がする。やたらと英語が目に付き、あまり目新しさがないような気もする。

　渋滞に巻き込まれる事も特になく駅に到着。全く変わってないなあ。なんだか中はパリみたいな感じで、天井が高く広間になっており、両サイドに飲食店が並ぶ。２Ｆはテラス席にもなってるし。まあ、真ん中の広場に人がかたまりになって座っていておそらく電車を待っているのがタイらしさか。鉄道は学割は使えなかったが寝台をゲット。等級だけでなく電車の速さ、寝台か座席か、寝台なら上段か下段か、エアコン付きか扇風機付きかで値段が細かく違っている。私はエアコン寝台の上段をチョイス。日本円で２０００円ちょっとか。

　駅ナカは高いので、駅前の路地の屋台にて麺を食べる。駅前でもちょっと裏道に入ればのどかな光景だ。商店街の中を子供がボール遊びとかしてて、ああこういうのっていいなあと思う。近所中が子供を中心に見守っているというか。それから汗べっとりのまま明日の朝まで電車で寝るのは嫌なので、駅ナカのシャワールームへ。シャワールームっていうほど立派なもんじゃもちろんなくて、ただトイレの個室より少し広い個室の中で水シャワーができるだけの簡単なものだけど、汚くはない。トイレが２Ｂでシャワー＋トイレが１０Ｂというバランスを考えれば十分満足なレベル。しかも超さっぱりできた。それから今日本にはなきダンキンドーナッツで夜食用のドーナツを買い、いざ乗車。日本では高くてできない、タイでも初めても寝台列車の移動だ。