食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

インド初上陸

mokich2006-05-29


インドに着いて4日位経った。今日から学校に行くことにしたので、街に出てきたついでにネットカフェへ。日本語が打てるところって、探せばあるものなんだなあ。

さて前々から思っていたのだけど、日本で一番売れているであろう通称「地球の迷い方」と言われているガイドブックについて。あれって、インドだけやたらに「これがインドだ」とか「本当のインドを体験するにはそんなんじゃだめだ」みたいな口調で、ちょっと押し付けがましいなあと思う。まあ、そんなの読み手が決めることだしどうでもいいんだけど、全体の雰囲気としてそんな感じがするので、なんかちょっとした情報が知りたくて読んでいるときでもちょっと不快だ。

インドについてどんな感じなのかかいてみたいところだけど、今日は私をここに連れてきてくれたエアインディアについて、いってみよー。

予定では
AI309 成田−バンコク−デリームンバイ 1200−2250
AI771 ムンバイ−バンガロール +1 0600−0730

さて、私を乗せてくれたAI309便、成田発 バンコク、デリー経由、ムンバイ行きは12時発の予定だったが11:45に早まる。まあ、搭乗自体は12時前にずれこんだけど、飛行機なんてそんなもんだろう。エアインディアは成田空港のモノレールに乗っていく方のウイング、一番左奥に陣取っており(去年アエロフロートは右奥だった。使用料が安いとかそんなのでもあるのかな。)、搭乗口の手前では全員二度のボディチェックと、全持ち込み荷物の検査がある。1つ1つ取り出してとまではいかないけど、全ポケットをチェックされるし、ボディチェックも案外しっかり。一度ロープから出てしまうと再度チェックしなくちゃいけないので面倒くさい。

無事に搭乗し、早くつくといいなーと思っていたが一向に飛行機は動かず。っていうか、しばらく走ったんだけど、順番待ちでもしているのかな?という感じで止まったまま動かなくなった。挙げ句には機内食が出てきたぞ。食べおわってドリンクサービス。もう3時間も経った。3時間あれば沖縄くらい着いているような。

すると聞き取りにくい英語でやっとアナウンスが入る。「エンジンの調子がなんたらかんたらなのであと1時間くらいかかる予定です。希望する人はバスを用意しますので、そのバスでターミナルまで戻って体を伸ばしてください。」だとか。しかも、ターミナルまで戻った人は1000円の食事券がもらえるときたら、とりあえずお腹いっぱいだけど戻っておこう。これからこの飛行機にずっと乗るわけだし。

ターミナルについてみると、30分後に帰りのバスを出すからそれまでに戻ってくるようにと指示。結構時間がない。しかも1000円って結構しっかり食べられちゃう額だからどうしようかなと思った。結局、チョコレートとかホットドックとか食べて待つ。言われた時間に戻ってみるとまだバスは来ていない。「もうしばらくお待ちください」って話だったので本でも読んで待つ。しかし、バスは来ない。予定からすでに5時間くらい遅れているなあ。まあ、乗り継ぎに余裕があるから、むしろ空港で寝て過ごす必要がなくて安心だわ、くらいに思っていたのがだんだんと焦ってくる。カウンターに確認すると、ムンバイにて入国審査後、税関をぬけてから国内線のチェックインとのことなので、結構時間がかかりそうだ。乗り遅れたらAI便での乗り継ぎはちょっと厳しい。ちゃんと他社に振り替えしてくれたりしてくれるのだろうか。不安だ。

これだけ待たされるとクレイジーな客(むしろ正常)が怒り狂い出す。HISに電話して払い戻させろとか言ってる人もいた。私は、ここは日本だからなんとかなるだろうと思ってしまうし、むしろ明日に伸びたら部屋の掃除ができるなあとか考えていたから、むしろ飛ばないならさっさと言えよーと思っていたのだが。

朝8時に家を出て、昼の12時に飛ぶかと思いきや日が暮れはじめた18時。やっと飛行機へ再び乗せてくれた。エンジンの部品かなんかを交換までして、かなり時間がかかったらしい。地上カウンター業務もそうだけど、機械整備もJALに委託しているようだ。JALはこういうところからの収入も結構あるんだろうなあ。がんばれ、ANA。整備中に、客室の天井から足音が聞こえたりして、飛行機の構造がまたちょっと気になった。

やっとのことで飛行機が飛ぶ。飛んじゃえば普通だ。確かにうわさ通りボロい。タイ航空もそうだけど、サリーなんて着て動きにくくないんだろうか。少なくとも百ハイのときはしっかり巻いてしまったためか、歩きにくかった。でも、サリーを着ているおかげで「機内からインド」気分を満喫できるという評判。たいして日本のANAもJALも、一見見分けがつかないような制服。まあ、きれいだけどね。これが和服っぽいのになったりしたら、外人客のウケがよくなるんじゃないかなあ。

機内ではスクリーンでインド映画が上映されている。本当に、この人たち踊って歌ってそればっかだ。しかも女の人はきれいだけど、男の人はたぶん微妙。この収録、こんなに動いているから結構大変だろうなあ。

もうすでに2食食べているのであまりお腹減ってないけど、出てきたものはいただく。カレーっぽいやつ。まずくはない。

バンコクに着いたらもう22時とかになっていた。ここで90%くらいの客が降りていってしまったので一瞬焦る。インド人らしき人が唯一近くの席に座り続けていたので、自分は間違ってないと言い聞かせて座ったままで待つ。どうやら経由地ではそこで入国する人以外降りれないみたい。座って待っていると、機内清掃の人がわらわらと入ってきた。機内の掃除ってこんな風にやってるんだーとか、結構適当だなやっぱとか、日本だったらもっときちんとやらないと怒られるんだろうから大変だよなとか、考えて1時間待つ。今度はインド系の人がたくさん乗ってきた。

次のデリーでこれまた95%位の人が降りるので本当にびっくりする。見渡す限り私だけしかいないじゃないか。後ろの方に行ってみたらいたけど。ずっと寝ていたので、もうムンバイに着いちゃったのかと思ってまた焦った。インドでおもしろいなと思ったのは、バンコクでの清掃はおばちゃん多数だったのにたいして、インドではオールおじさん。しかもボタンのシャツを着ている。これがおそらく私服のスタンダードなのだろう。そのおじさんやらが毛布を畳んだりしているのがおもしろい。ここで乗ってきた人はほぼ全員がインド人らしき感じ。

結局朝5時にムンバイ到着。あと1時間以内に入国審査をしてスーツケースを取って税関を通過して、国内線のチェックインを済ませなくちゃいけない。やばいぞこれは。。