食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

言葉をさえぎるためだけに

mokich2006-07-15


 たばこってなくてもなんとかなるものだなあ、やっぱり。とこの頃思うことしきり。この1ヶ月1本も吸ってないし、吸おうとも思わなくなった。なぜでしょう。
 2年前には、部内全員喫煙者、裏採用条件が「喫煙者」であること、とかいうのがジョークになるような職場だった影響もあるかもしれないが、最低で1日1箱。仕事帰りに飲み会だったら余裕の2箱越え。まあ、働いてたしお金に余裕もあったし、他に使い道もなかったっていうのもあるけど、会社に着いたらパソコンのスイッチより先にまずたばこって感じだったからなあ。インドは、イメージでは喫煙天国だったが実際はそれほど吸ってる人は見かけない。もし中国やエジプトに留学してたら(エジプトにはしたかったんだけど)またたばこ漬けの毎日だっただろうなと思う。

 前にも書いた事があるかもしれないけど、私はある日突然「あれ、たばこ吸わなくても平気かも」と思い出したのをきっかけに減煙を始めた。そのルールとは、「1回目に吸いたいと思ったら思いとどまってみる。」「灰皿のない所では吸わない。」の2つ。まあご想像の通り、そんなに苦しくない条件ではあるのだけど、でも外出先でたばこ吸っている人を見て、あ、吸いたいなと思うとする。でも1回目だから我慢する。そしてちょっとして、やっぱ吸いたいなと思った時に、灰皿って結構ないものなのだ、今の東京は。あーしょうがないかっと思えるのが分かれ目だったのかもなあ。

 そしてもう1つ、常にかばんにたばこを忍ばせておく事。たばこを持ち歩かないっていうのは私の場合挫折しやすくて、あとで吸いたくなるかもしれないから備えあれば憂いなし、買っちゃおう〜→買ったんだから味が変わらないうちにちょっと吸っておこうかな→スパスパ。となってしまう。だから、いつでもタバコが吸えるようにしておくのだ。そしたらなんだか、いつでも吸えるから今じゃなくてもいいやと考えられるようになり、ほとんどその存在を忘れてしまうくらいたばこの事を考えなくなった。超都合いい。そのかわり、居酒屋に行って吸わない時は今までの1.5倍くらい料理を食べるようになってしまったけど。。味覚が向上したとは思わないけど、なんとなく落ち着かなくって、お酒はたくさん飲んだし、じゃあ何か食いもん!となってしまうらしい。

 いずれにせよ、たばこを吸わなくていいというのは気分が良い。おいしい空気がその分たくさん吸える。空気がうまいというのは、本当にいい。だから、菅平とか草津とか、木が多い所に行くと幸せな気分になる。空気が潤ってる感じがするから。緑の匂いとか、秋っぽい香りとか、たまに排気ガスとか。

 ただ、たばこを吸う人同士の独特なコミュニケーションというのも悪くないもので、あ、1本よろしいんですか、じゃあ頂きます。くらいのかるーい気持ちで長持ちさせられたらいいなあと思う。

 ちなみに、インドでは普通のタバコも売ってるけど、商店なんかで葉っぱでまいただけの古風かつあやしげなたばこも売っている。値段はまだ知らない。