食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中国ついに3回目

 初めて中国へ、しかも船で行ってからはや1年。 なんとこの一時帰国の間にさらに2回も行ってしまい、一気に「行った事のある国ランキング」を作ったらタイに次いで2位になってしまったようだ。くそくらえ!と思っていたくらいだのに。私の心理状況としては、嫌いだからこそ、確かめたい。みたいな変な論理が働いている。一面しか物事を見ないで「NG」と判断するのはあまり好きじゃないらしい。「OK」なら別にハッピーだから勘違いでもいいんだけど。

 2回目の中国はオフレコ。3回目のことを簡単にご紹介。今回は全部で10日間。東京→北京乗り継ぎ→成都→ラサ→成都→上海→東京というコース。これはいつか書いたマイルでゲットした特典航空券なんだけど。だからだいぶお金が浮いて助かった。だって、一時帰国中ってお金ばっかり使って、その割に収入源がないから減る一方。ひじょーにマズい。

 中国の航空会社は競争原理を働かせてサービスを向上させようというもくろみのもといくつかに分割されたのだけど、もっぱらの評判では「変化なし」。まあそうだろうな、と思って特に期待はしていなかった。が!1つだけすごかったのは、行きの機内食で牛肉使ったあんかけ丼みたいのがあったんだけど、これがめちゃめちゃおいしくてびっくり!肉の味がすごくした!厚さ0.5ミリくらいだったのに。ご飯もキツキツに詰めていないので食べやすい。多少少ないけど。そしておいしかったのは唯一これだけで、あとはひどいものである。サラミ3枚の下にただのわかめがしきつめてある軽食とか、これなら「オツマミ」ピーナッツの方がましである。中国国際航空は2008年北京オリンピックの公式スポンサー。公式スポンサーって各国からの選手団を無料で運んだりするわけ?でもやっぱりANAの方がいいなー試合前でメンタル的にも余計なショック受けたくないだろうし。帰りならおもしろ半分で乗れるけど。おもしろ半分で乗ったら大しておもしろくないなーって感じで終わるだろう。その程度である。とある中国駐在の人に聞いたら、サービスでは上海航空が比較的いいかなーとのこと。上海航空は中国ではめずらしい民間系らしい。てか、日本は国際線っていったらANAかJALだけど、中国は中国国際の他にも南方、北方?(あったっけ)、東方、南方、上海。さらに香港、台湾にもそれぞれあるし、さすがでかいんだなーと思う。こんなに種類があるのに代わり映えしないってのはものすごく微妙だけど。

 東京ー成都はいちおう同一便名の直行便風。だが、なぜか経由地の北京で入国審査をしなければならない。入国審査して、同一便名の違う飛行機に戻るのかなーって思ったらなんと同じ飛行機だった。ただ入国審査をするためだけに降ろされたって感じなのだ。だって飛行機おりて成都に行く人は廊下の隅っこに固められて、それから専用の入国審査場ではんこ押してもらって、その先で待たされて、そしたらバスでまた飛行機に連れて行かれる。これだけ。そのためにはるか遠くの飛行機から人を運ぶバスが何台か運行され、案内のために地上の係員が何人も動員され、3つくらいしかブースがない小さい入国審査場でスタンプ押して、なんこれすごく無駄じゃん。成都の空港は国際空港なのでもちろんこちらにも入国審査場がある。けど北京でそれを済ませた私たちはそこははじっこの通路からスルーして荷物受け取りに。北京でおりる時間を考えたらどう多めに見積もっても成都で入国した方が楽である。なんだよこの面倒なシステム。たぶん、集団行動に成らされた中国人にとって「自分で自由に行動する」という事が身に付いていないから、人をこうマスとして扱う事に何も感じないんだろうなあ、とか考えた。そしてもう1つ不思議だったのが、中国国際航空っていちおう中国の国営で、中国を代表する航空会社のはずなのに、多くの場合タラップから搭乗ではなく、バスですんごーーーく遠いいところまで運ばれ搭乗。すげーめんどくさい。タラップに直づけしているのは外国のキャリアばかり。タラップ料が高くて、気前よく払ってくれる外国キャリアを優先した結果、ケチな国航はバス移動になったのだ。とか妄想しながらも辟易。(成都へ行くのは同一便名だけど、ここで別都市に乗り換える場合には原則荷物も引き取って再チェックインみたいな感じらしい。ANAとかだと荷物を運ばなくていいように荷物引き取り場に専用のカウンターがあるらしいけど。) CA達は笑いこそしないものの、別に悪い気はしない。けど、たぶんこれは私が中国人の態度に慣れてきたからだと思う。とにかくまだ成都に到着もしていないのに、なんとなく中国を感じる事のできるお得な?フライトである。決してオススメはしないけどね。