食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

タージ!

mokich2006-11-20


 高校の頃、遅刻坂と呼ばれる時間ギリギリで登校するあまり不良になりきれない生徒泣かせな坂があり、おりると「THE TAJ」というカレー屋があって「あそこの高校生?じゃー安くしてあげるヨー」とか言いつつ、実は学生なら誰でも安くしてくれてたとかいう噂のインド料理屋があったけど、あそこの名前もここからとってるのかな。そんなタージにいよいよご対面である。

 駅を出て、明日デリーに戻る電車の時間を時刻表で見ようとしていると、タクシーの客引きがきて「この時刻表に乗ってるほとんどの電車がデリーに行くし、予約できる電車は朝1本と夜1本だけで、その他は乗る前にあそこでチケット買うだけだよ。というのでそれを鵜呑みにする。だめだったらバスで帰ればいーし。タクシーのおっちゃんもうるさくて、いろいろ言ってきたんだけどバンガロールにはないチャリリキシャに乗る事に。これがくせもので駅からタージは結構遠いんだけど(泊まるつもりのホテルもタージの近くだったから)、その間ずっと「そのホテルは物騒だからやめとけ。」とか「このホテルがすごくいんだってば」とかずーーーっとそんな話ばかり。そしてかつて書いてもらったのであろう日本人の「この人はすごくいい人だから信用して大丈夫です」みたいなメモをたくさん見せてくる。全部黄ばんでますけど? ラ●オンの名刺とか、名刺の扱いには気をつけようっと!と思わされるものもあった。

 結局ホテルには最後の2部屋しかなくて、どちらも高級ルームのみ。でも、広いしきれいだし3階で風通しがよくて気持ちいいので決めた。すぐ後に別の外人が来て部屋が埋まっちゃってたので危ないところだったのかもしれない。

 早速売り文句の屋上に上がってみると、タージマハールが!!思ったよりこじんまりとしてるけど、でも近くで見たらでかいんだろうなー。てか、それよりもそのふもとにごま粒みたいに見える色とりどりの観光客の多さに驚いた。うようよしてまるで万華鏡が1本の線になったみたいだ。大気汚染で黄ばんできたという白大理石の白さがあまり感じられないのも気になるところ。でもなんとなく達成感を感じた。頑張った甲斐はあったかな。あっさり満足したので我々は明日の昼頃デリーに戻って1泊した後、バンガロールへ国内線で飛ぶ事に決めた。