食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中国ついに3回目 お茶と携帯電話と秋葉原

 特にする事がないといっても「SIMの携帯電話買いたいなー」ってことと「花茶を買う」って目的があったので、友人が働きに出ている間、ニートっぽく朝からDVDを見たりして昼下がりになってから外出。

SIM携帯を買いに行ったのが「宝山路」というところ。これがまた、本当に宝の山って感じで、秋葉原ガード下のあやしいパーツ屋さんがずーっと並んでいる路地をご存知だろうか。あの要領で中古の携帯やらヌンチャクやらパソコンのパーツやら、とにかく何でもあり!って感じで、しかも安い。携帯電話の電池だけもたくさん種類があるし、はたまたSDカードの中古とか(ここのメモリーカード類は破格!1GBで2千円以下だったり)、探検用のヘッドライトとかも、私は心をくすぐられちゃってーしょうがない。ここで目立ったのが日本の携帯電話。auのWINが一番多かった。日本で売ってる海外でも使えるローミング携帯ってのは、auならauのSIMカードしか使えなくて、海外に持ってきて例えばインドのAirtelっていう携帯電話会社のネットワークが使いたくても、AirtelのSIMカードを入れても使えないから結局auの料金体系を利用する事になり、あまり長期滞在には実用的とは言えない。これをSIMロックというらしく、SIMロックをはずす業者も検索したらそこそこあった。いちおう、法スレスレみたいなんだけど。それに対し、通常海外で売ってるGSMという(もう一方はCDMA)SIMカードを使うシステムの携帯電話は、世界中だいたいどこでも現地の通信業者のSIMを買って装着すれば、現地の料金で使えるのだ。だから、メーカー製携帯電話の品質と通信業者のサービスがそれぞれ独立して評価を受けることになる。ということは、日本みたいに販売奨励金もないから端末も安くはないし、それとは別に通信料を払わなくちゃいけないわけだけど、こっちの方が便利だ。端末の機能自体は日本のものが抜群だけど。だから中国でもこんなに高値で取引されているのかな。日本で新規1円とかのを大量にまとめ買いして、翌日解約して中国に持ってってSIMロックを解除しているみたい。でも3万円じゃかわねー!

もう1つは、名前を忘れてしまったけど上海西部の虹橋からちょっと北上したところにある「なんとか茶城」。中山西路の沿いだったかな。なんだか電球のギラギラした建物に入ると、中はお茶屋さんのオンパレード。テナント制だけど、ひたすらお茶屋である。値段は安いって訳じゃないらしいけど、どんなお茶でも手に入るよって話。なんか入り口近くのお店にそのまま入るも芸がないなあと思ったので、ぐるぐる回ってあまり客引きが一生懸命じゃないところに入った。そしたら若い女の子が出てきてとにかく試しに飲んで行けという。えー、それって飲んだらいつのまにか料金高くなってるんじゃないのーと思ったので気になるお茶の値段をいくつか確認してからお茶を頂く。しかしまー、暇なんだか知らないがなんばいもなんばい何種類も何種類もも飲ませること!小さな湯のみとはいえ、そんなにバカバカ飲まなくても〜と思うくらい。日本人?と聞かれたので、インドから来ましたと答え「えー!インド人初めて会いました!テレビでしか見た事ない!」と素直に驚かれたのでちょっと心が痛む。これ、宝山路でも同じ事してたんだけど「うっそだー」と誰も言ってくれなかったのだが…。 ひまわりの種まで出してくれて、結局1時間くらいだらだらと世間話をしながらお茶を飲んでひまわりの種を食べて、途中で日本人の客が来て「へー、日本人でしょうあれ」とかいいながらまた茶を飲む。これがお酒だったらスナックだな。最終的に、予定より多めに買ってしまったんだけど、最後には「端数の20元いらない」とかいってぽっきり100元にしてくれたり、おまけにひまわりの種をつけてくれたり「またお茶飲みにきてね」とかいうから、きっとほれられちゃったのかな〜罪な男だ とかうぬぼれながら帰ってその話を友人にしたら「それみんなにやってるよ」と一蹴。でも、お茶の種類は豊富だし、高くはないし、土産にも喜ばれるし、ここはどうぞひとつ。空港で見てみたら、ここで買うのはお金の捨てるようなもんだなと思った。