中国ついに３回目 プドン空港にもの申す

上海には２つ空港があって、もっぱら国内線の虹橋空港と、もっぱら国際線のプドン空港だ。以前は船だったから重慶から上海に来たときだけ虹橋空港を使ったんだけど、プドンは初めて。なんか遠い上に、噂のリニアモーターカー(ドイツ製で、ドイツ本家でも事故があった上、上海でも火事が起こった)だって４０元も払って町外れに届けてくれるだけで、結局そこからバスか地下鉄かみたいな。意味ねー。って乗らなかった私が言うのもなんだけど。

だから移動は基本空港バスなんだけど、市の向こう側まで行きたいとなると私のときは渋滞も加わって２時間かかった。その途中に大きな吊り橋があるんだけど、なんと！高さが５０メートル以上あるんじゃないの。なんか段々高くなるなーと思ったら吊り橋で、高速道路の要領で橋につながってるんだけど、ものすごく高いのがアンバランス。大丈夫か、これ。

話を戻して、プドンの中は異常に物価が高い！なんでハーゲンダッツの小さいカップが７００円以上もするのですか。他の食べ物だってまずそうなサンドイッチ１３００円とか。入国審査後にこそ、ケンタッキーとかサブウェイとか吉野屋とか、ファーストフードを充実させてほしいなあと貧乏旅行者は思う。得体の知れないレストランは私なんかには無理。味もたかが知れてるっぽいし。と言いつつ、たまに入ってみると「あれ、ウマい！」というのが最近は多くなってきたような感じ。

アナウンスにハングルと日本語が使われているのには感心したけども。そして英語アナウンスの後にはだいたい「良いフライトになりますように」みたいな一言が加わる。その姿勢が、ＣＡとか町中では全くかいま見る事ができませんが。

空港って、その国らしさが一番感じにくいところじゃないかなーと思うけど、ここはお土産品にこれでもか！ってくらいパンダがあるから「ああ、中国か」と思わなくもない。けど、例えば那覇空港を真っ赤っかにして首里城風〜とかしたり、成田だって、到着してから入国審査に向かう途中にちょっとした日本庭園風のが殺風景な通路にいきなりあったりするのだって中途半端だからむしろ壁を日本家屋風でふすまとかにして、ところどころふすまの隙間からのぞいてみたら、キャア日本庭園！とかの方がおもしろくってそこから撮影会が始まっちゃうかもしれないし。もうちょっと空港って遊び心があってもいいよなーと思う。

だからプドンだけに限らないけど、特に魅力的な空港ではないって事でございました。そもそも空港に魅力を求める事自体がお門違いか？