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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

英語留学の新境地 それはイ  ン  ド!

 さて、留学生活も残すところあと3ヶ月。もうはっやいな〜と月並みなことしか言えないのがもどかしくもあるけど、とにかくはえー。この1年の間に仲間は就職先を見つけ内定式を済ませ、卒論を提出し、クリスマスをバブリーに過ごし、数多な忘年会をこなし、年賀状(もしくはメール)を垂れ流し、新年会に精を出し、研修にも行って、春休みは僻地にとかいってキューバとか行っちゃうんだろうなー。なんて。そのあいだ私は何してたっけ。

 インドに来た主な目的は「英語を上達させる」こと。俗にいう英語留学である。え?と思われることの方が多いからその度に説明するの面倒くさかったけどね。英語じゃなくたって留学と言えばアメリカって相場は決まっているし、そうじゃなくてもイギリス、中国がせいぜいなところでしょう。ただ、私はアメリカに行ってお金払って勉強するなんてまっぴらだい!と大口を叩き、かといってイギリスは物価が高すぎてきっとエンジョイできないし、じゃあ中国?言葉がちげーよ。  インドは数十年前までイギリス領だったため英語を話せる人が多いということと(アメリカのコールセンターの外注先としても定番なので、インド訛りを矯正するための学校がたくさんあることは分かっていた)、もともと建築に興味があったので北から南まで広大な国土にいっろいろな種類の建築があるインドに住んだら、1年もあれば色々見て回れるんじゃないかなって思ったのが一2つの大きい理由。インドに来るのは初めてだったから、インド英語の訛りってすごいなんて事も知らなかったし、なんかサリーとか像がパオーンとしてて、みんなガンジス川にざぶんと身を沈めて、たぶんきたない。って事くらいかなあ。

 最近英語を勉強する学校を変えたので、出会う人間の種類も一気に変わった。今まではエンジニアを目指してる10代の学生とか、大学を卒業してエンジニアの仕事を探している人とか、あとは学校もろくに出ないで親の店を手伝ってる同年代の人とか、ローカルっぽい、お父さんは農業をしていて月収1万円みたいな友人が多くて、それはそれは意外な発見の連続ですごく貴重な出会いだったんだけど、最近はアラブ地域から来ている留学生とか、韓国人とか、インド人でもアメリカ人みたいなでっかい家に住んでる人とか、そういう人が増えた。これはきっと英語学校の学費が高いからだと思う。 

 で、驚いたのは「英語留学」に来ている人がすごく多いみたい!ということ。今の学校には私も知るだけでイエメン人が3、4人、ブラジル人が3人、韓国人もわらわらといる。たいだいは6ヶ月くらいを予定していて、私みたいに大学を休学してきた人も入れば、大学に入る前に英語を勉強して、国に帰ったら大学に行くんだとかいう人もいる。なかには、”インドに来る前は単語の読み方さえ知らなかった”とかいう人もいて、その本人がアメリカ風英語を話すんだからびっくり。

 プロフェッショナルな域を目指しているならやはり本場に行くべきだろうと思うけど、ある程度のレベルまでならインドでも十分勉強できる環境はあるっぽくて、むしろインド訛りわかりまーす!とか言えるのもおもしろい。加えて生活費が安いことは本当に助かるし、文化や風習、感覚があまりに違うのでショックの連続。これは新鮮。また、国土があまりに広いから旅行先には困らない。ていうか、むしろ私の場合は電車で2泊とかしたくないからバンガロールを出ていないんだけど。

 英語留学の盛んな韓国ではアメリカに行けないな〜という人たちがフィリピンに注目していて、ほぼ韓国人オンリーな寮完備の英語学校があったりして、それだって寮費や授業料をひっくるめても日本に比べて格安。また、その学校はなんとかっていう高原にあるんだけど、環境はすごく良くてフィリピン人の避暑地だとかフィリピン人から聞いたので環境もきっと良いだろう。

 その国に住むということは、その国に敬意を払い、自分から歩み寄る行為であるべきだと私は思う。そういう意味で、”アジア圏の英語留学”。これはきっとおもしろいかと思いますがいかがでしょう?


(今日が今年で最後の更新になるかと思われますが、今年も読んでいただきありがとうございました。飽きなければ来年も引き続きつまらないことを書き連ねて行くんじゃあないかなあと思いますが、そんなことはともかく、こんなものを読んで下さる優しい心の持ち主こそ2007年しあわせにすごせますよーに!ごきげんよう!)