食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

津波の傷は戦争よりも大きいか

 新年になってから、テレビでは頻繁に津波についての(主にスリランカとかインドネシア)「あれから2年」的な番組が放送されていた。日本で見たことあるのとはまた違うVTRがあったりして新鮮ではあったんだけど、思わず目を覆いそうになるものも多々ある。これによって何万人が亡くなって、何万人がいまだ行方不明だけど、たぶん亡くなっていると思われる。って字幕が出たりするとなんか無力になりそう。

 そう、自然の前に人間は無力である。いくら文明が発達しても台風は防げないし、地震は止められないし、津波だって壊せない。(昔、台風が上陸する前に大量のドライアイスを台風に投げ込んで台風を蹴散らすことに成功したけど、なんか副作用のひどい水不足とかなにか起こってだめだって事が分かったというのを聞いたことあるけど、それは別。)

 ときおり、忘れた頃に地震津波や台風によって、尊い人間の命が失われる。でも、自然だって同じくらい?もしくは人間以上に尊いのだろう。弱肉強食の動物世界を「ふむふむ、これが食物連鎖だよ」って教えるなら、そこに人間と台風も巻き込んでこれが強いものと弱いものの相関図だって言えないことも無いだろう。

 てか、テレビを見ていて思ったのは、「なんにもしなくたって時々自然災害で多くの命が失われるのに、なんで戦争なんかしてわざわざその手で命を奪うかな」ということ。私たちはなーんにもしなくたっていつか命は消える。だから生きてる間、一生懸命かもしれないしだらだらかもしれないけどともかく働いて、その分楽しんで、生きる時間を充実したものにしようとするんだと思う。そんなの、わざわざお互いになくしたくない命を奪い合うことなんてしなくても。本当に人間とはおろかだなあと思った。特に太平洋の向こう側のなんとかっていうでかい国の大統領とか。