食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

クリスマスも年越しもなんのその

 かなり順番がごちゃってるんだけど、まあ許せ。初めて外国で迎えた誕生日、なんて過去の話。今度は初めて外国で迎えるクリスマスと年越しである。日本にいたら「クリスマスでかけんの?」とか「年越しどっかおもしろいところある?」とか話題を振る割に「家でゴロゴロ」が好きな私は東京1週間みたいな雑誌特集にはとうていついてゆけない。幸いにしてインドではそんなにハチャメチャ騒ぐイベントがないこともないんだけど、「家っしょ」という空気が強くあるので私はとても気が楽。教会行って午後はのんびり過ごすのが一番!

 いや、実を言うとね、同居人と「学校も1週間休みだしどっか行く?」とゴアとか、カニャクマリとか、ハンピとか、色々候補出してロンリープラネットやらインタネットで情報収集してた。そしたらまず「あれ、電車の予約とーぶん満席だ」って調べてみたら3週間くらい先まで満席。あげくに都合よく同居人が24日頃から熱を出し、「やっぱ休みだから家で休むのが一番」ということで、1週間の休みのうち5日くらいは本当にだらだらと過ごしていたわけ。ゴアやらカニャクマリは「特にクリスマスから新年にかけての1週間ちょいは物価もホテルの値段も高騰する」って書いてあったからきっとせめてもの神様からのクリスマスプレゼント(もとい忠告)ってことにして、29日に急に思い立ってバンガロールから60キロ離れた「ナンディーヒルズ」というところへ行く。バスで2時間っていうから油断して11時頃にバスターミナルに行くと「9時半でバス終わったよ」と衝撃の事実!乗り継いで行けばいいんだけど、乗り継ぎってそう簡単に行かないのよねー。

 迷いに迷って、っていうか直行バスなんてあるわけ?っていうくらいへんぴなところでローカルバスから降ろされ、「←Nandi Hill」っていう看板があったのでとりあえず歩くこと1時間半。なんだか「もしかしてこれって南インドの雰囲気じゃないか!!」と暑さのせいか楽しくなってくる。やしの木が生えてるし、ほとんど無人の電車のホームに小さい子どもが座ってたり、道ばたで休んでると地元の人が珍獣でも見るみたいにすげーじろじろ見てきたり、米か麦かなんかの収穫を家族ぐるみでしてたり(こういう場合5歳くらいから労働年齢)、田舎っぽい雰囲気が好きな人にはお勧め。ちなみに、タージアゲインって訳でもないんだけど、その雰囲気に満足してしまい、また歩いても歩いてもナンディーヒルは近づいてくるんだけど階段(1400段くらいあるらしい)が現れず、記念写真を撮って退散。いやーそれでも超満足。上まで上らなくちゃ満足しない!って方はバンガロールバスターミナル10番ホームから7時半、8時半、9時半にバスがございます。