食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

アメリカ映画と中国映画

 今日の最高気温は29度。最低気温は19度。相変わらず朝は寒いが昼間はあっつい!湿度に至っては29%であった。からっとしてて過ごしやすいし、洗濯物はすぐ乾くからいいなあと思う反面、雨が全く降らないので大丈夫かなと思っていたら案の定、水を巡るストライキがあった。南インドバンガロールを含むカルナータカ州とお隣タミルナドゥ州に水を供給しているダムからの水の供給がもっと必要だと主張し合う両者の間で折り合いがつかず、あちらこちらで暴動に発展しているというのだ。私が教師をしている学校でも14時で臨時休校。あちこちの交差点に警官がスタンバっている。ほとんどのお店は昼過ぎからさっさとシャッターを降ろし、鶏肉屋に行ったのに大好きな砂肝が買えなかった。その翌日はどの学校も大学も全日休校となり、時間ができてラッキーとばかりに歯医者に行ったら歯医者はストライキ。というか、他のいろいろな機関のストライキに合わせてドクターが来なかったらしい。ちっ。友人からSMSが来て「暴動が本格化したのでバスターミナルと駅へは近づかないように」とのアドバイス。何か問題が起こると暴動とかデモに発展しやすいのがまだまだの所。しかし逆に日本ではそういういざこざに小慣れすぎたためかあまりに人々の物わかりがよいというのも気になる。

 んで早く帰ってきたので暇だなあと思ってテレビのチャンネルをまわしていたらなつかしのタイタニックがやっていた。レオナルドディカプリオすごく若い。10代?先週見たグラミー賞か何かの授賞式では助俳優?(日本語でなんていうか忘れた。サブ主役みたいな立場の人。)部門にノミネートされていたのが嘘のよう。

 んであらためて思ったんだけど、この人ひっどいなあ。この、乗っている船が沈没しかけているという状況の中でパニックに陥り正常な判断ができなくなるという事は想像できる。最後までオーケストラ魂を貫き通した音楽隊のようにはなかなかいかないだろう。けど、いくら愛する人を守るためにっつっても、なんか助けを求めてきたわけのわからないおっさんを殴ったり、船がいよいよ垂直になろうかって時に、周りにいる人間に「反対側に(柵の外側)立てばましかも!」とか一言いえばいいものを。全く自分たちのことしか考えてないのか、それが個人主義の現れなのか、すごい映画である。ストーリー的には美しいかもしれないが、人間的にはほめられたものじゃないような気がする。

 そしてそれに引き続きRed Cornerという中国映画。たぶん制作元はアメリカじゃないかと思うんだけど、中国にてしてもない殺人事件で有罪だと決めつけられ裁判にかけられているアメリカ人がどうなるかという話。彼をサポートする人はほとんどなく、途中まで彼を弁護する弁護士まで「無罪の証拠がないから無理。」と、有罪と決めつけてかかっている。このアメリカ人、留置所での扱いがあまりにもひどく、ああかわいそう!何か悪い事をした場合、インドやタイの留置所の環境は日本とは比べ物にはならないから気をつけよう(留置所どうのこうの以前の問題だと思うが)とガイドブックには書いてあったが、中国は物質的な環境に比べ、いやがらせチックなものもかなりプラスされて精神もろともずたずたになっちゃうんじゃないだろうかとか思った。映画やゲームでえちょえちょな画面に見慣れていたら、いざという時に「こんくらいひどいこと、やってみよっかな〜」ともなるかも。

 ああ、連続してみるに耐えない映画を見てしまった。