食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

デリー旅行注意情報

 このたび、インドに来る友人を出迎えるためにデリーに行って「ああ、やだなーこれ」と思った事を羅列。ひさびさのタイムリーなフレッシュネタ。

 まあデリーに行ってなにがやだってもう全てが嫌で、道はごちゃごちゃしすぎだし、なんとなく道路がべちゃべちゃで全部牛のうんこって感じだし(特にメインバザールエリア)、バンガロールの優雅?な庭園都市に慣れているとちょっと外を歩くだけでもう精神的にくたくたである。たぶんメインバザールに行かなきゃいいんだろうけどね。あのへんのホテルが安いもので。。。

 1:ホテルのTAX攻撃

 この辺にはどうやらホテル税というのがあるようで、1泊の値段によって税率が違うらしい。だいたいホテルの受付に「TAX10%」とかって書いてあるんだけどこれがくせ者。私がチェックインしたホテルはまあキレイだし、停電が頻繁にある事をのぞけば(停電はホテルのせいじゃないし)特に文句無し。と思ったら、停電中に使う発電機がすぐ上にあってうるさかった。しかも夜中に停電したらみんな寝てるからって?発電機動かさないし。テレビも見れないしお湯も出ないわ! 

チェックインの時には
「税込み全部込み250ルピーね。あれ、なんで500ルピー渡して釣りが200ルピーなの。」
「屋上のレストランで何か食べるかもしれないっしょ? その分預かっとく。」
「そんなの今わかんないし。もし何も食べなかったら返してくれるんでしょう?」
「もちろん!」

と調子良くいうものの、チェックアウトの時には
「なんで釣りは50ルピーなのに25ルピーしかくれないの」
「ターックス! ほら、10%って書いてあるでしょ?」
「だからチェックインの時に税込みで250ルピーって確認したんだけど。」
「それ違う人でしょ?俺は知らないよ。税金は政府の決まりだから無理。」

というわけで、だったら屋上レストランで50ルピー分消費した方がよかったかも!という結末だった。税金は他の観光地でも要確認。

2:ホテルの予約キャンセル攻撃

 今回は5人組のセルフミニツアーみたいになったので、私があらかじめ全部予約をしておいた。全部っつてもアグラとバラナシの2カ所だけど。

 バラナシのホテルは日本人に評判の良いガンジス川沿いのゲストハウス。メールで予約したところ英語は下手だが誠実そうな感じが伝わってきたんだけど。。。

 7時間遅れで電車がバラナシに到着。一同疲れきっているのでとりあえずホテルまでオートで直行。すると、ダシャシュワメダガート(ヒンドゥー教徒が沐浴するところがガート。この近くに今回のゲストハウスがある。)まではオートじゃ行けないからここから歩けとほっぽり出される。実際にそれより先に進めないオートと進めるオートがあるのでほんとのところはどうなのか謎。うんちまみれの道を突如現れる牛とかを避けつつ迷路みたいな小道を進んだ先に発見!いや〜ついた〜!と思ったら「今日は部屋いっぱいだよ」の一言。「いや、予約したはずなんだけど」と言うと、その小間使いみたいなインド人があわててオフィスらしきところへ。そこにオーナー登場。
「え?ほんと?ゴメンネゴメンネ」となぜか日本語でしゃべってくる。私は意味がわからず「え?え?」
そしてオフィスにあった予約台帳を確認してみたら「あ、コレダー」ですって!? 「ゴメンネ、忙しくってここに書いてあったのに気づかなかっタヨ。ゴメンネゴメンネ。ほんとーーーーに忙しくってね。心配ないよ、友達のホテル紹介するからネー。」
その後ちゃっかり「電車もヒコーキも手配するしコンビニもあるから必要な時は来てねー」とセールスされて、友人のホテルへ連れられて行った。。

 さらにアグラでは。。
 電車はやはり4時間ほど遅れてアグラに到着。インドの電車遅れ過ぎやわ〜。どちらの電車も出発からして遅れてたんだけどね。霧のせいだと車掌は言っていた。まあ、朝7時到着が11時になったくらいどってことないよね!とこれまた「お前らインド人みたいだなー」と運転手に言われつつ5人で1台のオートぎゅう詰め乗車(確か定員は3名)。ホテルに着くと「おー!7時の電車って言ったじゃなーい!3時間待ったんだけど来なかったからお部屋もう違う人にあげちゃった。」とのこと。確かに正論ではある。。が、電話で予約した時に「朝に着くの?だったら部屋は選び放題だから予約しなくてもダイジョブよ〜」っていうノリで電話番号さえ聞かれなかったので「遅れてるよ!」と連絡しなかったのだ。ああ、大失敗。するとインド人お得意の「ノープロブレム。」
「去年別館をオープンしたからこっちに泊まりなよ。ここからたった100メートルだし。モーターカー(郊外によるタージ汚染を防ぐため、一部地域では排気ガス車両侵入不可が実施され、その代わりに自転車リキシャーか電気モーターカーが動いている。なんと、電気モーターカーバスは外国人無料!) で無料で送るよ。値段も一緒でダブル500ルピーでOK。」
とその新館とやらを見に行く事に。100メートルだから歩いて行くつったんだけどどうしてもモーターカーで送り届けたいというのでお言葉に甘えた。。のが正解だった。100メートルじゃなくて、正確には600メートルでしたから! そして部屋はとってもきれい。だけど、値段が5人でエキストラベッド無し4ベッド部屋1500ルピーに跳ね上がっている。ダブル2つに5人宿泊で1000ルピーって言ってましたけどさっき? んで10分くらい色々しゃべって4ベッド部屋+1エキストラベッドで1000ルピーにまとまる。
が、しかし、そろそろ寝たいね〜という頃に受け付けに行って「エキストラベッドまだ来てないんだけど」というと受付の人が変わってて「聞いてないよそんなの。え?無料で?だめだめエキストラベッドは100ルピーもらってっから。」
と、ここでオーストラリアに牧場留学してたツアーの1名がごねごねごねごね。エキストラベッドゲット。

というわけで、宿泊費が後払いでもよい場合は後払いの方が良い。お金を全額払っちゃうと一気に態度が豹変してやる気ない場合あり。まあ、ほとんどの場合前払いだけど。そいから、エキストラベッドとか、タオルとかつけるよと言われた場合、部屋を決めた時点で「すぐに」「約束した本人に」指示を出させ「今すぐ用意して」と主張する事。それからチェックインが吉。結局エキストラベッド持ってきたものの、値引きの時に約束してた追加の毛布とかタオルとかぜっんぜん持ってこなかったし。お陰でちょー寒かった!

3:デリーのプリペイドオート嘘つき攻撃

 旅行者の味方(実際にはインド人にとっても味方)のプリペイドオート。タクシーより安いから、寒いのさえ我慢すれば目的地までひとっとび!

のはずですが。。デリーではそうもいかない様子。

H.Nizzamudin駅からNew Delhi駅へ行こうとプリペイドオートブースにいって値段を聞いた時のこと。案の定すぐそこのプリペイドブースにたどり着くまでにリキシャドライバーがわらわらとわいてきて「New Delhi駅?200ルピー!安いねはいケッテー」とか行ってくる。ほぼ無視しながらブースに行って
「New Delhi駅までいくら?」と聞くと、値段を答える前に私の後ろにいたドライバーと何やら話し始める。わたしの超ビギナーヒンディー語レベルでも「なんとなくマズいな」という空気は感じたものの答えを待ってると
「100ルピー。」
それぜってー嘘だ!高すぎる!New Delhi駅から30分くらいかけて空港まで行ったって90ルピーなのに!New Delhi駅なんてコンノートプレイスのちょい先やん。
がしかし、すぐにさっきのドライバーが
「OK、80ルピーで行ってやる。」

プリペイドオートは実際の距離を素にして、実際にメーターで走る時の額よりちょい高いくらいに設定されているはずなので(つっても差はそんなにない)、こんなことは普通ありえない。オートドライバーが、しかもデリーのオートドライバーが自分からディスカウントを申し出るなんて!怪しさムンムン。
結局急いでいたのでチップ無しと念を押してからいったんだけど、後から確認したらやっぱり60ルピーだった。しかもプリペイドのサービスチャージを含めて。というわけで、かなりもってかれてしまった。
オートリキシャブースも信用できたものではないので、あらかじめ地図などで何キロくらいだから何ルピーくらいだと予測してから行った方が良いかも。もともと、プリペイドのブースにあんなにドライバーがわらわらしてたら癒着しないはずがないわ。
私が知ってるのは
New Delhi station - International Airport 90ルピー
New Delhi station - Domestic Airport 80ルピー
new Delhi station - H.Nisamuddin station 60ルピーくらい
23時以降はこれに25%加算とか
大きい荷物1つにつき5ルピーとか

これを解決するには主な行き先の料金表をブースの外にでっかく張り出しておく事。旅行者の寄りどころであるはずのプリペイドがこんなんなっちゃって、デリー腐ってるわ〜という感想。先週の新聞ではバンガロールで行き先によって乗車拒否をしたオートリキシャーとメーターより高い料金を請求しようとしたオート100台が検挙されたと載っていたけど、こういう被害、特にオーバーチャージに遭うのは主に外国人。本当に撲滅する気があったら、旅行者もしくは在住の外国人にひろびろと協力を求めるべきである。簡単に、気軽に通報できる方法を考えるべきであろう。
最近はバンガロールの郊外でつかまえるオートリキシャーも私が外国人とみるとメーターを使わず、やたらぼったくろうとするので頭に来る。ちゃんとメーターで行くドライバーがいるってのーに、なんでこんなふくれっ面したおっさんに追加料金はらわにゃまいねーのよ!でも本気で取り締まったらオートが10分の1くらいになっちゃって(超適当&主観的な分析によると、デリーでは生き残るオートは推定2%)むしろ生活が不便かも。

インド旅行は危険がいっぱい!みんな気をつけよう。てか、やっぱり海外ですからね!

おそらく次回は日本からひさびさの写真付き公開。3月後半にお会いしましょう。