食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

しゅーかつ貧乏

 いやあ、まえまえから聞いてはいたけど、しゅーかつって金がかかる!まだ面接1度も受けてないのに結構じり貧である。どうしよーー!授業がない今日やるべきことは3つ! 

1:証明写真を大量に撮る 
2:地味な革靴を買う
3:地味な鞄を買う

 しかし、なんで証明写真てあんなに高いの?4コマで1200円とか。これってL版と同じ大きさの写真紙やん!とか思うんだけどなんか違うのかねえ。大学生協で40枚8000円とかやってたなあと思ったらあれは秋の出張価格で今あるのは10枚2800円ていう写真館を紹介しますってやつだった。日暮里だし、まあ安いし、と思って電話かけたら

「ごめんねえ、3月にお店閉めちゃったの」

だって!ああどうしよう!そんな時はもちろん困った時のグーグルである。すると、最初は「マスコミ向け証明写真!メイクアップもできます!」みたいな1万円コースばっかりだったんだけど、あったあったお目当てのね!安いやつ。さていくらだったと思います?

聞いてびっくり、履歴書サイズ12枚(運がよければ15枚)で1050円。

しかも! 25枚セットなら1575円!!安い!!

西新井だったので乗換あるからやだなと思ったが、これなら全然お釣りくるわ。というわけでソッコー行ってきました。

西新井は初めて降りたけど、やたらマンションの工事をしていて1年後には見違えるようになってるんだろうな。高層マンションははっきり言ってもう見飽きたけど。目当ての写真屋は駅から歩いて10分弱。すっげー地味。でおじさんが1人でやっていた。

「どこから来たの?」
「上野です」
「ああ上野なら近いねえ。こないだ来た子は千葉の向こうの方から来てたよ。」
「でもそれでもお釣り来ちゃいますよね。」

なんて話をしながらなごやかに撮影。話をしているうちに写真屋の危機についての話題になった。最近はデジタルカメラが主流になりつつあるので、写真を現像する機会が劇的に減っているのだ。私だってバカスカ撮る割にプリントする写真といったら友人にあげる時くらい。最近になって、パソコンに入れてるだけじゃあんま見ないっていうかこのまま永遠に葬り去られちゃいそうだと思ってたまにはプリントしようと思っているんだけど、ね。デジタルプリントの機械を入れようにもほぼフィルムメーカー独占のご時世で機械もめっちゃ高いのだ。「プリント店様と二人三脚で…」とか言いつつ、実際はこれだもんなあ。かなりわびしい気持ちになる。

このおじさん、商売欲があるのかないのか、HPがかなりユニーク。
まず、格安な事が大文字や色文字で強調されていない。
次に、同時プリントの値段の横に「とりたてて他店との大きな差はありません。」とか書いてある。うちの近くは1枚35円だから十分安い感じがするけど。
写真修正や合成写真の欄も素人感が漂っていておもしろい。

ともかく、証明写真がさらに必要になりそうな学制諸君。安い&和むのでしゅーかつで疲れた心にしみいるお店です。

写真修正のプリントショップウイング 格安証明写真


 次に革靴を。今持っているのはなんか形が変な無理におしゃれぶったやつなので面接でちょっと浮くだろうと思い、ふっつーのやつを買おうと思ったのだ。まあ安いのでいーやと思って店員に26.5くださいと言うと「ないですねえ。」「じゃあこっち。」「ないですねえ。」「これは?」「これもないですねえ。」っておい!もうちょっと在庫出しとけ!26.5ばっかないでやんの。で、雨も降ってきたから靴買うのはやめて鞄屋に。

 上野近辺の鞄屋はすぐ値引いてくれる事で私の中では有名なのだが、今日のところもやっぱり「値札からお引きしますよ」から入ってきた。ここは前にトランクを買った店でもある。しかしまあ、見てびっくり。軒並み3万円くらいすんの! と思ったら牛革のしっかりしたやつがメインで置いてあるらしい。しかも「普通に使ってくれれば10年は持ちますよ。国産ですから。」とのこと。日本と言えば車とかデジカメとか、メカ系技術が進んでるってイメージだけど、こういう所でもしっかり工の技は生きているのである。そういう産業は細く長く生きてほしい。けど、今は3万もないから就職できたら買う事にして、ひとまず安いので落ち着こう。けど雨だからまた来よう。