食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

インド電車攻略法その3 予約してみる ネットのばあい

 IT化とは無縁ってイメージのインドでも着実にITが生活に入り込んできている。バンガロールとかハイデラバードはIT産業が主産業になっているけど、大多数のインド人の生活にパソコンが必須かと言うとちょっと微妙ではあるという程度。パソコンの普及率はまだそれほどではない。し、CMなんぞで「なんたらかんたら.com」と自社HPの宣伝をしている企業もそれほど多くなかった。この1年の間にみるみると増えていったかなという気がする。

 んで、長距離の鉄道予約をしたい!って時に、インターネットが便利ですねー。どこにどう並んでいるのかわかんないような窓口に並ぶ必要なんてなく、外国人窓口に行ったところでのろのろした係員が仕事をちんたらするのを眺めながら観光を潰して1時間待つ必要なんてないし、空席状況だって一目瞭然なのでプランを練りやすい。

まずはここにアクセス
Indian Railway

そして会員登録をする。
ログイン画面の下に小さく "New User Click here to sign up" と書いてあるのでそれをクリックし、必要事項を入力しアカウント作成。住所なんかは日本のものでも登録できるみたい。電話番号とか郵便番号はちょんぎれたりするけど。

アカウント作成をしたらいよいよログイン!

駅名入力欄があるので、その横にあるなんやらわからん「■」をクリック。駅名の一部を入力し正しい駅名を検索して選択して入力。降りる駅も同様に。

日付とクラスを選択し、チケットの種類を選んでGO!
i-ticket: デリーにあるチケットセンターにチケットを受け取りに行く方式
(インド国内在住者であれば無料で宅配してくれるんだけど通常の観光客には無理と思われる)
e-ticket: こっちの方が聞き慣れているだろう。その名の通り、電子チケットなのでプリントアウトして持ってくだけ。ただし、検札は今まで通りアナログだから持ってないと無賃乗車になっちゃうので注意。身分証明書を携行する必要がある。

選択した日付と区間に対応する電車候補がいくつか出てくるはずなので、そこから選んで詳細をチェック。

決めたらあとは先に進むボタンを押して完了するだけ!

だけど、友人が予約しようとした際にはクレジットカード情報入力の際に「あなたのカードは使えません」(VISAなのに!)と表示されメールで問い合わせたところ「カード会社の事なのでわかりません」と言われたらしい。万一、ていうか、十一くらいか、うまくいなかいっぽいなーと思ったらもう一度トライする前にログイン後のメニューにある「booking history」とかそういう履歴系のところでチェックした方が良い。もしとれていればそれでOKだし、だめだったらもう一度。

出国前にまだ座席に余裕があるようでネット予約がうまくいかなければデリー空港到着時、8〜20時の間であれば税関通過ー待ち合わせポイントの間にある両替とか航空会社が並んでいるところに鉄道予約カウンターもあるのでそこで全区間予約しちゃうのも手。ここなら並ばなくて済むし、搭乗客しか入ってこられないポイントなので。飛行機移動の予定がある人は航空会社の時刻表をもらっておくとあとで便利だと思われる。

特にe-ticketの場合、駅で
「どこまで行くんだ?チケット必要か?」
「チケットあるからいらない。」
「ほんとか?見せてみろ」
「ほれ」
「てーへんだ!e-ticketか!リコンファームしてチケット引き換えしなくちゃならんぞ!」
「まじ?」
「大まじ!案内してやるからついてこい!急げ!」

てな具合に結局旅行会社に連れて行かれ
「ああ、この電車のリコンファームはもう手遅れだ。予約取り直すしかない。うちでやってあげよう。」
なんて言われ100ドルのツアーを組まれたりしちゃうかもなんてことがありえるので気をつけよう。

信用していいのは制服を着ている警察官と窓口の中にいるおじさんおばさんだけである。
あとはなんか話しかけられても、まるでそこには誰もいないかのように振る舞うのが最善策である。駅で話しかけてくるインド人が実は親切心からそうしてるって可能性だって否めないけど、99%は下心ありっぽいし、親切な人を無視する罪悪感のようなものからトラップに引っかかって1時間犠牲にしたり100ドルを失う事を考えればやむを得ないんじゃないかと思う。インドに遊びにきた友人達も、「あとからガイドブック見たら同じ詐欺みたいの書いてあるところ、読んでたんだよね。読んで赤線とか引いてあったのに!ひっかかってしまった。」と言っているのが複数名いたので、気をつけられたし。