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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

タクシー値上げ問題

mokich2007-06-03


 私のような学生からしたら「へい、タクシー!」なんてできるのは、よっぽど「今日、俺がんばっちゃったな」という時くらいである。例えば百ハイ後とか。終電がなくなったら基本的には何時間でも歩いて帰るか、誰か近くに住んでる人を探し出すかという感じ。そのタクシーがさらに値上げされるとかされないとかっていう話を聞いた。燃料価格が高騰しているのとドライバーの低賃金というのがその理由らしい。タクシーの燃料ってガスだった気がするけど、ガスも値上がりしてるのかな。ドライバーの低賃金というのはちょっと分かる気がするので、なんとかして解決したい問題だとは思う。けど、やっぱり結構高くない?特に信号待ちの間にもどんどん上がって行くのはあまり気分がよろしくない。韓国のタクシーは超速のカウントメーターが小さくついていてそれが0になると1メーター上がるっていうやつだった。あれの方がまだなんとなく気が楽。ちなみに、超高い深夜割り増しだけど、法人タクシーだと3割、個人タクシーだと2割らしい。絶対個人タクシーだな、と誓った今日。

 日本のタクシーはほとんどがタクシー会社に所属していてそっから出発という感じだけど、インドではタクシーはもともと少数派。メインはオートリキシャというガスで走るオート三輪である。運が悪いと馬力が全然なくってすごくトロかったりするので、できれば見た目新しいのを捕まえたいものだ。しかし、せっかく捕まえても「メインロードに行きたい」と行ったところで、ドライバーも行きたい方向でなければ乗車拒否なのである。バンガロールでは運が悪くても相当へんぴな方向に行くのでなければ2、3台で捕まえる事ができるけど。

 で、インドのオートリキシャはほっとんど、てかたぶん全部個人所有である。
以前ドライバーに聞いたところによると、オートリキシャ本体を自分で買ったらあとは営業許可の免許をとって走ればもう仕事が始められるようだ。だから、私が住んでいたところの路地にも何台かオートのドライバーをやってる人がいて、その人の家の前にはよるになるとオートが止まっている。日本のように歩合給といっても会社に一旦お金を納めた上での歩合給じゃなくて、お客からもらった金額がそのまま給料になるので、ドライバーも観光客とみればここぞとばかりにふっかけるのである。1日の収入とかも聞いたんだけど、詳しい金額は忘れてしまったので書かないが、それほどリッチー!な感じではない。し、あまりにひどいって訳でもなかったかな。収入自体はそこそこあるんだけど、毎日のガス代とかメンテナンス代というのが思ったよりかかっているという印象。

 本当は、メーターを使わないのは違反だし、行き先を聞いて乗車拒否をする事だって違反らしい。以前、取り締まりをしてその2つの違反で300台くらいのオートが罰金払ったという記事を読んだ事がある。お客としては、組織に所属しているタクシーの方がいざという時の安心感はあるかもしれないが、それであまりに低賃金だっていうなら今はやりの構造改革だってやる価値はあるだろうなと思う。まあ、タクシーって競争したってなかなか反映されにくい業界だし、使う人は使うだろうから難しいだろうな。