食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

中身<器

 先週月曜日にお台場でやっているashes and snowという展覧会みたいなものに行ってきた。グレゴリー・コルベールという人の写真とか映像とかの展示…っていう事は全然知らずにチケットをもらったから試しに行ってみるかって感じだったんだけど。

 行ってみて驚いたのが、月曜日の昼間なのに結構人がいる!という事。これはすごいな。終わりが近づいているというのもあるだろうけど。お台場の観覧車のすぐ近くに作られた仮設の開場なんだけど、コンテナが積み上がってできているとても大きなもの。コンテナはオセロのボード状に組んで壁になっていてあまり圧迫感はない。遠くから見ていた時は普通にコンテナの保管所かと思ってた。(んなわけないんだけど、場所的に。)中は大きく3つのゆるい部屋に分かれていて、結構くらめ。壁はコンテナなので結構外の風が中にも吹いていてとても心地よい。作品の性格もあるんだけど、作品と会場の空気が一体化していてとてもいい所だった。たまにネクタイ占めたサラリーマンぽい人がいたりしてちょっと不思議に思う。

 作品自体はなかなか幻想的なんだけど、後で説明書きを見たら、どれもコンピューター加工とかはしていなくて、写真についても撮影した動画からきれいな所をカットして引き延ばしてなんて事はしていません。と書いてあった。これは普通にすごいなと思う。相当な時間がかかっていそう。まあどれだけ仕組んでいるのかなという気はしたけど、普通にきれいだなあとは思った。ロレックスが支援している文化活動みたい。

 帰りはお台場をふらふらしてビッグサイトから都バスで帰る。200円でお台場と東京駅を結ぶ、一番経済的な足である。お台場ってだいたい都市部とは隔絶されててすごく不便だと思う。臨海線とかモノレールとか、JRが出資しているなら合併しちゃって乗り継ぎしても値段一緒みたいにしてくれたらいいなあとか思うんだけど、まあ無理だろうな。とりあえず、お台場に通勤するような会社にはちょっと行きたくないなーとかゼータクを言ってみる。食事するところもあまりなさそうだし。(その点、早稲田とか高田馬場あたりはかなり恵まれていると言えよう)