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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

インド式数学で目指せ理系頭脳

 3月に日本に帰国してから就職活動。痛感したのは「理系のニーズは、文系より圧倒的に高い」という事。当初、メーカーに興味を持ち面接に臨んでいたが、募集人数を見ても一目瞭然。文系:理系=4:1くらいの割合の会社がごまんとあった。「色々な人材がいてこそ会社がうまく回るんです」とはいえ、営業だって理系の人ができない事もないだろうしな〜 なんてひねくれたりした事もあった。まあ、それでも生き残りの過渡期に立っている日本の企業が同情心だけで文系学生を採用したりする無駄はしないと思うので、ある程度は必要という事だろう。個人的なイメージでは、理系の人は研究熱心で一生懸命な感じがするため好感は持てる。

 そしたら今日新聞に「インド式算数」の本がバカ売れだという。よく聞く「インドではかけ算を20×20までやる」というのは半分本当で、私も留学中に教師の手伝いをしていた学校で教科書を見せてもらったら、4ページに渡って20×20までずらーーーっと一覧が並んでいた。実際に全部覚えるかは学校によっても違うらしいし、大学生に聞くと「全部は覚えてないわよ」との話。それでも、一般に計算は速いな〜と思う事がしばしばあったのでそれなりの効果があると思われる。かけ算の筆算をしても、数のくらいの文だけ行数が増える事なく、たいてい1行で済んじゃうのが不思議だった。
 新聞では今人気のインドのインターナショナルスクールの先生がミニ講義をしていたけど、そういえばこの学校、教育熱心な日本人の親が子どもを通わせるというのが増えているらしい。学費も結構な額らしい。まあ、基本的に授業は英語だし、数学も得意になるなら一石二鳥。普通のインターナショナルスクールから中華学校、そして今度はインドスクールってわけで、東洋経済の教育特集で全国の中高が頑張っているという記事を連想した。私としてはベーラベラ英語を何不自由なく話せる事はうらやましくはあるけど、ひとまずは日本語をきっちり勉強して、その上で自分の意志である程度やりとりできる英語力がつくという事がいいなあと思う。(単に英語で苦労した人間のひがみかもしれないけどね) 算数とか数学の計算プロセスというのは、様々な物事を考える時に応用できる部分が多いなと思っているので、技術大国ニッポンもインド算数ブームで優れた頭脳がたくさん生まれたらいいなあ!

 誤解のないよーに申し上げると、私は高校2年以降、数学の本には指1本たりとも触れていない、理系学生がちょっとうらやましい「純文学系学生」です。