食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

大丈夫じゃないと思う

 渡辺謙認知症の映画をテレビでやっていた。「明日の記憶」途中からだけど、いい映画だったな。渡辺謙の奥さん役がとても良い演技をしているなと思う。辛いストーリーなのにどこかコミカルな部分もあって、「不幸」100%みたいな感じがしないのがとても見やすかった理由だろう。今、友人に韓国ドラマのDVDをたまに見てるんだけど(なんと10枚組!全20話。たぶん。)、話自体は結構引き込まれるんだけど、カメラワークとか演技に多少の違和感を感じる。全体的にこじんまりしているというか、アメリカみたいに身振り手振りが大げさじゃないっぽい。まあ慣れれば今度はストーリーに集中できるので、それはそれでOK。韓国の景色とか住宅街とか学生の生活とか、そんなんが垣間見えてドラマはドラマの面白さがあるなと思う。

 んで、「明日の記憶」を見ていた時にマクセルのCMがあったんだけど、最初はマクセルとは気づかなかった。どこかの山奥の、でも結構きれいな学校が閉校になる日、みたいな感じの映像が流れてて、ああ生徒が3人しかいないんだったらしょうがないな、とかでも、学校が残ってくれたら良かったんだろうな、とか、先生が最後の挨拶をしてるとこを見てどんな気持ちなんだろう、とかまあ色々短い間に思った訳。そしたら次の瞬間「大丈夫。マクセルのDVDが覚えている。」とかなんとか。「えええ!そういうこと!!?」とちょっと驚いてしまった。私は結構泣ける話に弱いし、好きだし、移入しやすいから、「だいじょーぶだいじょーぶ、DVDでいつでも見られるから」と言われてしまうと、そんな簡単に片付けるな!と思ってしまうのだ。まあ、現実的にはDVDとかで記録して、現実のものは消えてゆくという場面の方がめちゃめちゃ多いんだろうけど。なんか、古いものが消えてゆくという事を、あまりにもあっさりと流してしまうのでがっかりした気分になってしまうCMであった。

 関係ないけど、マクセルは記録メディアメインのメーカー。CDとかDVDとかっていうメディアって、タクシーと似てるところがあると思ってて、ブランドで選んでもらうのが難しい分野じゃないかと思う。CD−RとかDVD−Rって安売り特売の対象になりやすいし、そういう時はついつい一番安いやつに手が出てしまう。ディスクだって半永久的に使える訳ではなく、外国製だったら数年後にカビちゃってデータがパーっていう事だってあり得るし、そういう細かい点においては国産と外国産の違いがないこともないって話を聞いた事がある。それで、ここのところ歯磨き粉とかアルミとか、隣の隣の某大陸国製の製品が危険であるって事が結構話題。やっぱり製造コストが安くなるという事や、現地製は安いからという理由で安い製品はだいたいその国製って場合が多いと思うんだけど、100円ショップとかでそこ製の製品を買う事で彼らは粗悪な製品を作っているにもかかわらず儲かっちゃってしょうがないし、さらに取引が増えてゆく訳だ。お金と時間のかかる技術や開発は日本で行われているのに、そのオイシイところだけもってかれてただみたいな値段で売られて自分のところが儲からないんじゃ、報われないなと思う。次の研究がしたくてもお金が入ってこなくちゃ無理だし。そういう意味で、国産の製品にはぜひ頑張ってもらいたい。というか、みんな、国産を買おう!(なんてちょっと学生運動っぽいな)



 またまた話しは飛ぶけど、銀座スウォッチビル5Fのロビーにある木製キリンも国産である。あのビルは必見。各階専用のエレベーターとか、昔考えた事あるけど実際にやっちゃったのは初めて見た。ていうか、数千円の腕時計から売っているスウォッチが、数千万円とかの時計を売っているオメガとかたくさんあったけど腕時計のブランドをあんなに買収しちゃってたってのには驚いた。こればっかりは値段勝負じゃなくて、デザイン勝負でなかなかかなわないな〜