食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

九州旅行ナンバー2

 なんやかやでのんびりした2両編成のASO1962は阿蘇駅に到着。なんか終点は2駅先の宮地という所らしく、半分くらいのお客は阿蘇駅で降りなかった。あれ、もしかして阿蘇山に行くのって阿蘇駅じゃないの?!マジかよ!と不安になりながら下車。したら友人が出迎えてくれたのでやたら嬉しい。実は友人は上海でしばらく働いていて、中国旅行の時に遊びに行った事がある。まさか東京じゃなくて阿蘇で再会するとはね。


 友人のやたら車高の低い車に乗り込んでいざ出発!という時に、目の前を韓国人韓国客(女1人)がガイドブックと標識を見比べながら歩いている。彼女は同じ電車の別のボックスに座っていて、そこは家族連れと同じボックスでひたすらガイドブックを眺めていたのを見かけていた。あー、日本語読めないから大変だよねーバス探すの。と思っていたら「阿蘇山行くなら乗せてっちゃえばよくない?」という思いつきで声をかけてみる事に。でも、どう考えたって怪しいから普通断るよなーと思ったら、

「アンニョンハセヨー、どこ行くの?」
「アソシャン」
「あー、一緒一緒!車あるから一緒に行く?」
「え!本当ですか!アリガトウゴザイマスー!」

というわけで10秒で決着がついた。それでいいのか?!


と思いつつ、まあ男2人よりは楽しそうだし、いっか!

 しかしいくら私が韓国料理にハマってるといっても韓国語はあんまり話せないし、それほど彼女は英語が得意ではないっぽい。それでもまあ楽しく韓国ムードに。まず草千里という所。まあ一言で言おうにもなーんもない草原が広がっていて、向こうへ行けどもただの草原。ノーマル草原と何が違うかというと、何もない草原に牛がのっそのっそと歩いているのだ。ほとんど放し飼い。っていうか飼ってない。時々群れで賭けていたりするのでちょっとビビる。なんか風景が似てるなーと思ったらインドだった。そうだ、牛のいる風景。



 そしてさらに山を登って噴火口へ。車で行けるんだけど、韓国人が「ロープウェイで行きたい」と仰せになったのでお金を出してロープウェイで。JAFのカード見せたら往復券が1割引になった。初めて役に立った。噴火口はこの山の上に大小7つくらいあって、一番でかいところからは煙がもくもくと出ている。煙が白すぎてきれい。写真撮ったり「すっげー!」などとひとしきり感動していたらサイレンが鳴って、本当に咳が止まらなくなる。そこら中の人みんな咳をしている。まさに毒ガス。やだなあ、こんなガスにまかれてしまったら…  とちょっとゾッとしながら避難。

 反対側からはふもとが見渡せる。この当たりから見渡せる盆地が全てカルデラだというからすごい。そんなに高い感じもしないのになー標高。でカップルがなんか座ってなんかやってるなーと思ってぶらぶらしていたらなぜかそのカップルの女が大爆笑。人が近くを歩いたら爆笑するなんてひつれいな!と思って様子をうかがっていたら、なんと私を挟んで向こう側には彼女の携帯が地面においてあり、景色をバックに写メールを撮ろうとしていたらしい。のに、私が二人をさえぎって映っちゃったというわけ。壁紙にされちゃったりしてたらどうしよう(んなわけない)。


 友人は今鶏肉の勉強をしているらしく昼飯は地鶏の料理。炭火が暑かったー。そして阿蘇山はそこそこ美しかった!ハングル彼女も「ほんとにいい人!」と友人をベタボメして去って行った。めでたしめでたし。