初めてのホングコング その１ 飛行機長い

　インターネットで「香港往復航空券　20,000円(税、燃油サーチャージ込)」というのを見つけてしまって衝動買い。バイト休む予定を伝えるとか以前に申し込んじゃった。香港は行った事無くて、以前山形県の蔵王スキー場でたまたま知り合った香港人が前から「遊びに来い来い！」というので行ってみる事にした。最初は韓国に行こうと思っていてチケットを探してたんだけどねー。

　まあチケットはありがちな「航空会社未定」のもの。だいたいいつもは見当がつくもの。値段も安いから、航空会社指定で一番安いものがたいてい来る。と思いがちだけど、たまに後から届いた航空券引換証を見てみたらANAだった、みたいなこともあるのがこのチケットのおいしいところ。今回は東京ー香港直行便はいくつかあるんだけど、たぶんノースウエストだろうなーと思っていた。１日１便しか飛んでなくて時間帯が良くないので安いのだ。すると香港に到着するのが２２時近くだからやだなあと思っていた。初めての地で夜に到着して無事にホテルまでたどり着けるのかは結構不安だし。

　そしたら！なんとキャセイパシフィックに決定！香港のフラッグシップで、運営はイギリス系の財閥。香港には香港ドラゴン航空という会社もあって、こっちの方が若くてコジャれた感じなんだけど、こないだキャセイに買収されたらしい。日本でこれが起こったら困るなあ、これ以上は。

　私はスターアライアンスのマイルを貯めているんだけど、こちらはＪＡＬとかが加盟しているワンワールド。どうせ貯まらないけど一応登録しておこう。マイル登録がない人よりはある人の方が何かあった時にましな対応されるという可能性もなきにしもあらずだし？行きの飛行機はガラガラ。私達は二人組だったのだけど、私達だけ二人並んで座って陸の孤島状態。だって、見渡す限り客がいないんだものー。そしたらＣＡが来て中国語でなんがべらべら述べていった。わかんなかったんだけど、そしたら次に違う人が通りがかりに「二人で並んで座ったら窮屈だから違うところに移っていいわよ」ととっても笑顔で言ってくれた。これが良い。というのは、ＣＡの笑顔とは作り笑顔とかおしとやかな感じを思い浮かべるかもしれないが、なんとなく商店街のおばちゃんっぽい、「あんたたち、こんなに席が空いてんだから使っちゃいなさいよ！ガハハ」みたいな感じでとっても親しみやすかった。大陸系と違ってさわやかでいいなあ。

　肝心の飛行時間を２時間ちょっとかと思っていたので、４時間ちょいかかって気分的にやられた。一応パーソナルテレビもついてんだけど、ドラマのHEROESを見ておく。インターネットで見てたんだけど、最近見てないから。結構怖い感じだった。でも、オンデマンドじゃないので１本放送が終わると次が始まるまでしばらく待たなきゃならない。やっぱりシンガポール航空がいいなあとか思う。顧客満足度は相変わらずトップ独走中らしいけど、あそこはエコノミーでもオンデマンドだし、音楽類も曲目を選んで再生できるのが良い。初めて乗ったのはもう４年前くらいだけど、そんなに早く導入していたのはさすがだわーという気がした。

　香港に近づくと「気温は２０度です。」という放送。あったけー！そして遥か遠くの方はきらめく香港ビル群…と言いたいところだけど、そこまではわからなかった。でも、海の上にいっぱい船みたいな明かりとか、飛行機のためなのか点灯するラインなんかがたくさん浮いていてそれは幻想的であった。