食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

初めてのホングコングその2 安いホテルを探せ!

mokich2007-12-05


 さて、航空券が安かったのはよいけれど、ホテルも安く済ませなくちゃ意味が無い。じゃなきゃパックと変わんないジャーンみたいな事になっちゃうし。共働きな友人宅に泊まれるのは週末のみ。よって香港で1泊、マカオで1泊は自腹である。


 どこの国にも安宿と呼ばれる部類のゲストハウスとかそういったものはあるようで、もちろん香港にもある。最も有名なのがチョンキンマンションだろう。だけど私一人ならともかく、二人組だし、なんとなく窓がある部屋がいいなーと思ったので、できるだけ普通のホテルで安いところを探す事にした。(以前友人がここに泊まろうとして、ビル入り口の客引きに「なんたらゲストハウスに行きたい」と言うと「うちだうちだ」と言われ着いて行ったら全然違うゲストハウスだったけど泊まっちゃった、と言っていた)


 ら!ホテルたかーい。日本と違って基本的に1部屋いくらという料金で、基本的にツイン(ツイン=ベッド2つ、ダブル=大ベッド1つ)だけど、中心部だと13,000円くらい〜という感じ。夜遅く着くし、それで一晩6500円は高いんじゃね?と貧乏くささ発揮。利用者の評価と値段と距離を考えながら候補を2つにしぼる。



1:Caritas Oswald Cheung International House

 予約サイトでは上々の評判。値段も朝食付きで二人で7500円程度なのでお手頃。場所がちょっと中心地から離れているっぽいけど大丈夫だろう。


2:Jockey Club Mt.Davis Youth Hostel

 どこの国でも安くて、ある程度きれいで、安心して泊まれる気がするのでまずチェックするのがユースホステル。メンバーシップで年会費2000いくらが必要だけど、1泊毎に追加金を払えばメンバー以外も泊まれるので、年に数回しか使わない私は別にメンバーになっていない。直営とフランチャイズっぽいのがあるようで、フランチャイズにいたってはメンバーシップのチェックさえせず、カードを出しても特に値段が安くなったりしないという所もあった。トルコとか中国とか。物価の高い国では宿泊場所の救世主的存在だ。特にロンドンのYHはどれもお勧め。
 香港にも3つあるけど、特にここは中心地からめちゃ遠いわけでもなく、でも安く、しかも眺めが超良いらしい。相部屋で一人HKD90=\1350。ツインでも一部屋でHKD300=\4500だ。安い。ノンメンバーチャージも一人HKD30。門限が23時というのがネック。飛行機が遅れたらチェックインさえできない。


 というわけで、今回は1のCaritasを選ぶ。キリスト教系っぽいし、窓もありそうだし、写真もそんなに古く無さそうだ。久しぶりの普通ホテル宿泊にわくわく。


 という事を香港の友人にメールしておいた。そして成田の飛行機搭乗前になにげなくウェブメールをチェックしてみると「そのホテル、あなたが言っていた所と全然違うところにあるわよ!地下鉄とか全然なくって、超遠いから!」みたいなメッセージが来ていた。登場開始まであと10分!さてどうする!?


 とあせっても仕方が無いので、言われた地名をメモり、あとは飛行機の中でガイドブックの地図を広げその地名を探し出してやろうと思った。どうやら私は他に候補にしていたホテルと地名をいつの間にか取り違えていたらしい。汗。

 結果から申し上げて、このホテル満足度は80%くらい。ホテルもきれいだし、値段も内容以上、朝ご飯も悪くないし、近くにはコンビニとか商店もある。バスは頻繁に来るのでまあ時間がある滞在なら問題ない。節約した分は買い物に使えば良い。物価が安くないからね。夜ご飯はサークルKの向かいにある食堂が高くもなく安くもなくおいしかった。フロントは英語が上手ではないが意思疎通は図れるし、誠実で親しみのわく感じ。ヨーロッパから来たような長時間のフライトでさらにバスに1時間弱っていう場合は辛いかもしれないけど。

 行き方:空港到着ロビーを出て右側のバスターミナルへ。A10のバスはだいたい20分間隔らしい。ホテルの住所はAberdeenだけど、実際のバス停はAberdeen Centralというバス停の1つ手前。Tin Wan Streetというところ。バス停の名前はかなりちっちゃく書いてあるのでそのバス停に着く30〜40分くらいまでの間に、バス停の名前を読み取る修行をしておくこと。もしくはバス停の運ちゃんも案外親切で言っておけば教えてやるから座っとけみたいに言ってくれる。バス停の周りは大して特徴の無い場所で、間違えてAberdeenまで行っちゃっても500mくらいだから歩いて戻ってこられる距離。バス停を降りたらOK便利店ことサークルKを曲がって50mくらいの右側。入り口は小さいけどロビーは1F(イギリス式なので地上階はGF)。守衛に「どこに行くんだ?」と広東語で訪ねられるので「ホテル、ホテルー!」と連呼すればきっと大丈夫。夜の出入り時は「部屋番号は?」と聞かれるので英語で言えばたぶん大丈夫。ちなみに北京語は普通に通じた。その方がスムーズではある。フロントに誰もいなかったら「はろー!」と言えば出てくる。入り口の自動ドアが1枚ガラスで超でかい。


 まめ知識:香港の一般国内電話は無料らしい。一般電話から携帯電話にかけても回線使用料は受信した携帯側が払うんだとか。だから、ホテルからの国内電話はCaritasの場合、通話時間に関係なく1通話3HKDと良心的。部屋からかける場合は「9」を押すとなぜかいったんフロントにつながるので「国内電話がかけたい」というと「設定するので1分後にまた「9」を押してと言われる。そうすると次はプーーーーーという音になるので電話番号を押せば良い。

 写真:出発前にハムカツとビールを飲んだ上野聚落台。ここのさびれた感じとごった煮な感じが好き。でもオレンジジュース500円って…。