食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

欲しいもの

mokich2008-02-02


 今年に入ってした大きな買い物はジーンズと外付けHDくらい。どうも身の回りでジーンズをはいている人間が多いと、ああ、違うパンツはいてくればよかった…という気分になってしまう。他に欲しいものはデジカメだとかパソコンだとかだいたい電気関係が多いような気がする。


 その中で、ほとんど唯一電力を使わないもので欲しいのが、自転車。なにかの因縁か、大学入学前の春休みに友人の住むサンフランシスコ、バークレー(有名なUCB, University of California, Berkley)という所に遊びに行ったとき、その父親が自転車屋さんだった。当時は自転車なんてあまり興味の対象ではなかったし、でも「手作りの自転車」という響きがいいなあと思って、いつか買いたいものだと思っていた。それから岩手県紫波町で自転車に本格的に目覚め、また偶然TOEIという30年くらい前のアンティーロードレーサーが手に入ったのでそれに乗っている。冬は寒くてだめだけど。


 最近はなんでもかんでも安く手に入るから、見た目とか機能性っていうより値段で選んでだめになったら捨てて次を買えばいい。どこかで「いくらペットボトルをリサイクルしたって、リサイクルしたフリースが捨てられてしまったら結局ゴミになる。」というのを聞いて、なるほどねー。結局作っちゃったらいつかはゴミになるんだ。ということを考えていたんだけど、となると、何にせよいったん手に入れたものを末永く使う事が全ての意味での解決策だ。(NYのホームレスが、ゴミ袋は捨てられるために買われるのだ。と言っていたのも思い出した。)


 買い物をする時に私はよく悩む。どれにしようかなー。悩むけど、悩んだ分、大事に使いたくなる。だって、悩むと言う産みの苦しみがあったから(笑)。でもちょっと無理をして、迷って、でも買ったものはとても愛しながら使う事ができる。陳腐な、どこにでもあるようなものを安く買ってモノがあふれるよりも、数は少ないけど、迷ったあげくに決断して手に入れた、こだわりのモノがある場所で暮らしたいなあ。

Jitensha Studio, California, Berkeley
海外からの通販も可。だけど、直接行って見て選ぶのが一番だろう。Ebisuは手作りなので、お客さん毎の自転車が写真で載っている。それぞれ違った雰囲気があって、こんな自転車で走る人は幸せだろうなあとつい思う。オリジナルのTシャツもあるんだけど、これも結構評判が良い。タイでこれ着て歩いていたら日本人の女の子に話しかけられ「TシャツにEbisuって書いてあったから日本人かと思った」と言われた事がある。今は自転車本体とメッセンジャーバッグが欲しい。でも、メッセンジャーバッグって結構高いよな。

 そういえば家に泊まらせてもらっていた時に早稲田の話をすごくしたなあ(私の入学前)と思ったら、やっぱりおじさんが早稲田の理工卒だった。
New York Timesの記事