食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

やっぱり常識が通じない

 日本の常識は世界の非常識なんて本だかTV番組だかはたまに見かけるけど、まだまだインドは世界のスタンダードにはほど遠いよう。


 来週からインドに出かけるので、ホテルをどうしようかなーと思ってネットを見ていた。基本的に安いところにしか泊まらないから予約はしていなくてもなんとなかるもんだけど、今回は丸1日飛行機に乗ったあげく、デリー空港に到着が22時。入国審査に1時間くらいかかるとして、23時にデリー空港から市街に出るなんて超危ない。昨年友人達が遊びに来た時はまだインドに住んでいたので昼間の国内フライトでデリー入りしていた。昼間のうちに安い宿にチェックインし、「出かけて23時頃に帰ってくるよ」と確認しておいたのでまだ大丈夫だった。空港から出ているバスでニューデリー駅前で下車し、しばらくじっと見ないとそれが駅舎だとは分からないようなぼろっちい駅をまたいで、向こう側に超えればそこはメインバザール。安くてばっちいホテルと市場の集合体である。さすがに目的地へ早歩きに向かうにしても、昼間の喧噪に比べると人があまりにいないのでちょっと怖い。基本的にどのホテルも24時間態勢とはいうものの、小さな安ホテルでは、入り口のドアを閉めてその前に門番役が毛布にくるまって眠っているような感じ。ドアを叩いて起こせば開けてくれるし、部屋が空いてれば泊めてくれるだろうけど、昼間のようにあっちこっち見比べてってわけにはいかないし、他の部屋を見せてくれとかもいいずらい。明らかに不利である。あらかじめ送迎まで予約できるホテルに泊まった方が断然マシである。


 で、結局空港で早朝まで時間をつぶすことにしたんだけど。おもしろかったのがユースホステルのユーザー評価。世界どこに行ってもユースホステルは一定のレベルを保ち、安値で安心して泊まれるというのが魅力だ。多少の立地の悪さはカバーするくらいの価値はあると私は思う。んで、そういえばあるのかなーと思って調べてみたらNew Delhiにもあった!が、やめた。だって評価が低すぎるんだもの。なので、その評価を一部訳してみた。

ビジャイ、ブラジル人
「有名なガイドブックに載っている説明は適当すぎる。とってもトロくて、イラつく。そして多くのスタッフは無愛想。チェックインとチェックアウトに2時間もかかったな。インターネットは泊まっていた5日の間、一度も機能していなかったし。朝食は私が今日まで泊まって来た色んなホステルの中で最悪だったよ。」

シーン、アメリカ人
「このホステルのスタッフは最高に失礼だった。彼らはまるで私達をここに泊めたくないと言っているかのようだったわ。到着したとき、3泊なら部屋が用意できると言ったの。でも2泊した次の朝、今日までしか部屋は使えないから、もっと狭くてきたない部屋に移れと言われたのよ。私達は本当に失望したから、その日にそこを出ちゃった。私達は世界中のたくさんのホステルに泊まったけど、これは最悪の経験だったわね。」

アレクサンドレ、ポルトガル
「スタッフはフレンドリーじゃないし、ホステル自体の清潔さも街と同じくらいだ。街の空気は最高に汚いし、騒音がひどい。」

ファン、ドイツ人
「よい場所だし、サービスも良かった。ホステルはきれいな通りに面していて、電車の駅にも近いから、色んなところへでかけるのに便利だったわ。」

ロブ、カナダ人
「受付のスタッフはとにかく無愛想。」


とまあ、初の翻訳に挑戦。なかなかそれぞれのキャラクターを反映するのは難しいなあ。それぞれの人の国籍しかわかんないけど、年代とか性別とかを類推しながらそれを感じ取れるような訳をつくると読んでいる人がまだおもしろいと思うだろうに。こういうのを読みながら、お湯が出ないシャワーとか、流れないトイレとか、石のように固いベッドとか、くさい毛布とか思い出したらちょっとテンション下がった。当時は感覚が国籍を超越していたからなー。