食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

だいぶつめぐり

 大仏にハマりだして早1年。ってこの1年鋸山しか行ってないけどさ。で、前々から行きたかった牛久大仏に行くチャンスがついに到来!私が住んでいる寮にはネットがないため、友人に頼んで行き方とか調べておいてもらう。

 で、上野駅集合して牛久へGO! 友人の言う通り「ひたち野牛久」でおりるが、なーんもない。駅前にSEIYUしかなく、後は建設中の温泉付き高層マンションばかり。駅から徒歩1分で3000万円台なら結構悪くないかもよ?とか思いつつ、駅前の地図にも大仏のだの字も見当たらない。いったいどういうことじゃ!と思ったが、まあ1日はまだ長いし、歩いて行ってみようという事になった。電車からちーーっちゃく見えたし。最近の携帯は便利なもので、GPSでナビもできるらしい。見てたらちゃんと歩くに連れて動いてた。けど、電池がなくなるといって友人がナビを終了。適当に歩いて次につけたら、コースから大幅に外れていた。大仏は見えたり見えなかったりしているので、なんとなくその方向を目指してあぜ道を歩き続ける。

 なにしろ道がまっすぐじゃないので途中で四国風の集落に入り込んだり、大仏よりでっかいんじゃないか(おおげさ)と思える5連鯉のぼりと「燐」と書いてある武田信玄風のぼりがある地主風の家があったり。その家の前で鯉のぼりがでかいでかいと騒いでいたら、実は塀の陰におばちゃんがいて、世間話をしてしまった。どうやら大仏では、夏に花火があがったりもするらしい。ここからすぐだと聞いてほっとする。ここまで実に駅から1時間半経過。



 で、言われた方向に歩いていたらいきなり現れる。大仏。でかい。


 なにごもやりすぎがいいと思うけど、これを考えた人は本当にすごい。大仏ができるまでの過程を勝手に考えたりして遊んでいたんだけど、なかなか色々な線が考えられるので楽しいものだ。


 高さはギネスブック認定の120m。たぶん台座込みで。手のひらには奈良の大仏が乗り、自由の女神の4倍もでかいらしい(wikipediaより)。みんな自由の女神なんか行かないで、牛久に行くべきだ。しかし、ここも霊園のど真ん中にあるくせに、ばっちり観光地化完了。入り口まで遠回りさせつつ、くだらないお土産屋さんが立ち並ぶ。あんま関係無さそうなものがたくさん売っている。帽子とか。


 入場料は、公園の入場料が500円、大仏内部が500円。セットで買うと800円。JAFの割引も使えるらしい。でも、GW期間中はだめだった。入るとまず、大仏の頭のいぼいぼの原寸大いぼがあり、お決まりの顔くりぬき写真スポット。大仏だけに、ちゃんと両腕のところも穴があいていて、大仏ポーズをとることができる。鐘を打ち鳴らして表参道へ。なんかひたすらカラフルに花畑がひろがっているが、なんか秩序が無い感じだ。とにかく、大仏でけーーーーーー。でかくて笑えてくる。台湾から銅板6000枚を運んで来たらしい。


 内部はイリュージョンの世界になっていて、最初に大きい箱に閉じ込められ、これがエレベーターかと思いきや、ただの黙想箱。真っ暗闇で大仏様にまつわるありがたそうなお話を聞き、さあドアが開く。そこにはスポットライトに照らし出された何か金ぴかのものが。その横にはキラキラした光ファイバーみたいのがはわせてあって、何かを表していると説明のおばちゃんが言っていた。で、2Fには大仏様の足の指原寸大がおいてあり、これまたでかい。で、建設当時の写真とか見れるんだけど、なにがいいってこれが一番おもしろかった。川田工業ってところが10年くらい前に作ったらしいが、ちゃっかり本も出していた。1000円なら買ってもいいと思った、が買わずじまい。ここにきて、展望台へ上るエレベーターは超普通。あまり空気が良くないし。で、上に上っても大して見るものはなかった。インドの仏跡の写真がいくつかと、ちょろっとしたすきまから外が見えるくらい。そこには「大仏様の正面は、仏教のふるさとインドへ向いています」みたいな事が書いてあった。


 私の法則から言うと、こういうスポットは外から見てめちゃめちゃきれいな場合、外から見るだけが一番である。でも、果たしてあなたにとってもその法則が当てはまるか?というとそうは言い切れないので押し付けるつもりじゃないんだけど。でもまあ、やはり外から見るだけでも良かったなという感じだった。タージマハールもそうだが、あそこは中に見るべきものは特にないくらい狭いというのは良い。余計な労力を費やす必要がないから。中に入ってよかったというのは、イスタンブールのモスクかな。と、気付くとめぼしい建築物やスポットって、宗教的なところが多いのかなと思った。内部の商売っ気の多さでは牛久大仏の勝利。
 

 行き方は牛久駅からバス。直行バス片道500円。普通バス660円。らしい。最終バスの時間はあらかじめチェックしておく事。タクシーをつかまえようにも、霊園の中なのでなかなかいない。ってゆうか出口がどこかさえよくわからない。

牛久大仏