食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

ヒルトン小田原 リゾート&スパ

mokich2008-07-12


 ひさびさの家族旅行で小田原のヒルトンへ。実はここ、いわくつきの施設で雇用保険料で建てられた労働者のための温泉施設。だが、あまりにも豪華で450億円とかかけて建てたため批判爆発で小田原市へ売却。現在はヒルトンが委託され運営しているらしい。その豪華さといったら!なかなかのもので、最初からヒルトンだったと言われても不思議ではないような感じだ。以前は宿泊料もめちゃ安だったらしいが、今は普通のヒルトン価格という感じ。

 バラバラにホテルに到着した私たち家族。私は電車で参上。ヒルトン小田原というが、最寄り駅は2駅熱海よりの根府川駅。平日のみ小田原からもシャトルバスが出ているが、根府川からはそこそこ頻繁に、毎日出ているのでこっちのが便利かな。早いし。根府川駅って初めておりたけど、小田原駅とは比べ物にならない小ささ。どっか田舎の駅級である。しかも!改札が無人岩手県紫波町に行く途中に東北本線だったかの車窓から見た1本立ちのスイカタッチ機械がつったっているだけである。改札ではない。わー、これ一度やってみたかったんだ!とか思ってはしゃぎそうだったが、既にヒルトンのバスが駅前につけ、運転手が改札から出てくる客(および多分出勤してくる従業員)に向かって挨拶をしているので、写メールとか恥ずかしくてとれなかった。笑。根府川駅からヒルトンへは距離はないが、猛烈な上り坂。チャリダーが坂を攻めているのをバスで追い越す。山の上に現れたのがヒルトン小田原。でかいなー。

 ここは本館の部屋の他に、コテージがいくつかあって家族向けとか言っていたが、お風呂のある本館から離れているので、大風呂に入りたければちょっと山道を登らないと行けないし、部屋でわいわいするなら向くが、たくさん風呂に入りたいなら不便そう。かな。結婚式場では結婚式が。なんか理想の結婚式で出てきそうな風景である。部屋からの眺めは格別。山の上にあって、さらに10階くらいから見るので、相模湾を見渡し、あちらには小田原、こちらには熱海でございます。といった調子。低層階でも結構見えると思われる。小田原から2駅という立地の割に、眼下は木ばっかりが山々の起伏に連なり、うねうねしていてものすごく田舎に来ました。と言われたら「うん、そうだね」と言いたくなる。近いのに想像以上の旅情で良い。

 夕食も朝食もビュッフェだったんだけど、和洋中あるとして、洋は特にどこ行ってもかわりばえしないなーと思った。クロワッサンとソーセージの質がどうかとか、比べられるとしたらその程度である。オムレツとスクランブルエッグと巣ごもり卵と、コレステロール的にアウトな1皿目をクリアした後、和食にシフト。小田原産の魚など使った小鉢がたくさんあり、好感が持てる。小田原産のみかんはちみつというのは、普段のはちみつと味が違って驚いた。国産蜂蜜すごい。和食は味付けは濃くなく、無理せず食べれる内容で良かった。ようは、無理しないでたくさん食べましたってことで。。。。夜までお腹がすかなかった。。

 450億円の超豪華施設を年間4億くらいで借りられるヒルトンはおいしいなあ、と思いつつ、良い旅行だった。箱根とは違い、ながーい山道を車で延々と上る事もないし、電車で行ってもたくさん乗り換える事もないし、ホテルから出ないで生活が完結するという点でくつろぎ度は小田原にぐんぱいが上がりそう。ただ、1日中なにもしないでただごろごろと過ごすのが苦手な人には辛いか。一応ボーリングとかプールとかあるけど、ボーリング、ねえ。



 1本立ちのスイカタッチ機と改札から海の眺め。しかも、駅舎は木造。(wikipediaより)


 噂の根府川駅情報