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東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

エスカレーターの弊害

 近頃思うのが、エスカレーターを設置する事によってかえって混雑がひどくなるのではないかということ。

 朝の駅や中規模の駅でよく思うんだけど、エスカレーターは案外幅取る。いままで階段として使っていたらラッシュ時には4人くらいが歩けた幅を使って通常の2人幅のエスカレーターができる(個人的感覚で)。住宅街くらいの駅だったらこれで階段の約半分くらい占領することもある。

 しかし、エスカレーターの早さは階段を上る早さの2倍もあるわけではなく、しかも右側に突っ立って上に行こうとする人々が結構いるのでぱっと見の目測だと1列埋まり、もう1列はぼちぼち歩く人がいるという構図。イメージ通りに計算すれば、1エスカレーターの輸送量は1.5/4くらいに減ってしまうのだ。エスカレーターの乗車部分で右側に列ができるせいで左側の歩行部分に抜けにくく不便という点もある。エスカレーターは歩いてのぼるものではなく2列で利用するのが本来だとテレビで見たことあるが、実際に実践するのはインド人級でなんとかできるかな〜くらいの気がする。立ち止まっている人間に対して「ちっ」と言う人間がいるとしたら、急いでいるなら階段に向かえと私は思う。ついでに、通勤電車で電車が揺れて肩とか背中がぶつかったくらいでイラつくならば、タクシーで行けばいいじゃねえかバカヤローとも思ったりする。

 エスカレーターは実際には車いすの人が補助を受けながら楽に上に上れたりとか、捻挫をしているような地味に歩きにくい状態の人が使いやすいという利点は多々あるけど、エスカレーターができて混雑が緩和できないデメリットがかなり大きい。
ってそもそもエスカレーターの設置目的はバリアフリー100%であって、混雑緩和ではないと言われたらそれまでだけども。エレベーターだけで良いとは言えないのだろうか。